2012年7月23日月曜日

命の品格

今日はケアカフェのご案内と、個別訪問・個別ケアの一日でした。

8月の開催日が決定した、『枡沢・岩沢・廻舘・荒砥・米谷』へのご案内に出かけて行きました。訪問先でも自治会長への挨拶はもちろん、集会室に集っている方やちょっと気になっている方を訪問し、積極的に声を掛け出会ってもいます。

『若者体育館・横山・志津川中学校』への個別訪問では、『傾聴』をおこなうことを主として伺います。
気持ちが落ち込み体調まですぐれない方との出会いでは、十分に話せたことで気持ちにゆとりができ、体調にも変化が訪れたようです。人間の繊細さを味わいます。

震災後数ヶ月して、ご家族が突然亡くなられてしまった方を訪問させていただきました。その方の内面には、日に日に不安が募っています。『変えられない現実。受け入れることが出来ない現実』。「なんでこんなことばっかり?」「何か悪いことしたからこんなことが起こるの?」。悲しい現実にたいする、この問いへの答えはありません。ただこの方が『叫べる相手。話せる相手』になられる存在が必要です。叫んでいる方の、生きる力を支えることが大切です。

向き合わせていただいていると、その方の『涙の質が変わった瞬間』がわかります。不安や憤り、怒りの感情の先に『腑に落としたもの(癒し)』を、その方自身が掴みます。
素晴らしい瞬間です。命の品格に触れさせていただき感動します。
その方の人生と、命にたいする証人とさせていただけることを幸いに感じます。
人間の内面に備わっている回復する力に感謝!
(記:マドフォ)

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