2012年8月22日水曜日

生きていてくれて、ありがとう


朝のミーティング
 今日から、休暇で帰っていた恵さんが帰ってこられ活動に合流しました。

ワンポイントレッスン風景

 今日は、自然の家仮設住宅でケアカフェを行いました。戸倉地区の高台にある仮設住宅で、今回で3回目のケアカフェ開催です。別のグループによって昨日もカフェが行われていたようですが、参加されていた高齢の女性は「田尻畑のカフェ(ケアカフェの事)は、ほかのものとは違うよ・・・」と言われていました、何が違うのか聴くと「噂話はしないからさ」だそうです。大切な話を大切に受け止めていくためにも、守秘義務が重要であることをカフェの前にワンポイントレッスンで伝え続けてきた事が、少しづつでも実ってきているのなら嬉しい限りです。今日は初めて参加された方々も居られましたので(「SKCのメンバーも」)再度、「心のケア」のためのワンポイントレッスンを行いました。また更に学びが深まり、それに応じて互いに癒しへと繋がる関係が育っていきますように願います。

冊子を使っての
ワンポイントレッスン

しっかりと向き合う
事を大事に、出会いを大事に

 カフェは夏休みの子供たちも含めて部屋いっぱいになる程の利用がありましたが、一人一人の話にしっかりと向き合えるようにスタッフも一生懸命でした。新しく出会う方々もあれば、何度目かの出会いを深める機会もありましたが、今日の出会いを今日大事にする・・・この一期一会の向き合い方が相手の存在を尊重することに繋がっていくのだろうと実感します。

カフェの最後に
記念撮影

 あるスタッフは以前からの知り合いに、震災後初めて出会いました。その方が、「〇〇ちゃん、生きていたの!・・生きていてくれてありがとう!!」と喜びながら手を握ってくる姿にとても感動を覚えたそうです。きっと自分の命を感じる出会い、互いの命の尊さを確認する出会いになったのでしょう。 出会いが互いの命をはぐくみ育ていける・・・そんな出会いの尊さを感じるカフェに感謝したいと感じました。


今日の出会いを書きとめ
振り返りと自己メンテナンスに。

スタッフ同士での自己開示

 また午後からは個別訪問(恵さん)とスタッフ研修を開きました。 
 日々、自分自身のメンテナンスが出来ているかどうかが、質の高い傾聴の大前提です。自分自身を振り返り、今の自分に正直に誠実に向き合う。一人で難しかったり、不安だったりする「自分と出会い」が、仲間と一緒に少しずつ少しずつ進んでいくように感じました。(記:宇根)

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