2012年8月10日金曜日

大きな津波と大きな出会い


カフェに参加した皆さんと共に

カフェの様子
 今日は午前中に、米谷みなし仮設住宅でのケアカフェを行いました。みなさん、心待ちにして居てくださりました。スタッフが7人、come&see研修の松田さん家族も入れると10人(「少年ボランティア」含む)体制という事もあり、カフェに来られたお一人お一人としっかりと向き合いその話に心の耳を傾けられたと思います。

参加されたある女性は「こうして、話しを聴いてもらえる時間があるから、救われているのです」と涙ながら話してくださいましたまた、「大きな津波を体験したけど、大きな出会いを頂きました」と話してくださった女性は、震災で旅立った家族への思いを出合った地元スタッフに何度も話し受け止めてもらっていた方でした。HUGハウス&ケアカフェ心香との出会いを通して、今後も「津波」という出来事から自らを解放していく力に繋がっていきますようにと切に願います。
 
 8/7より「come&see南三陸」に参加されていました松田さん家族が研修を終え今日で帰省。熱心に傾聴を考える姿勢や静かに被災地で生きる方々の心に触れる姿を生きてこられた松田さんご夫婦、本当にありがとうございました。「少年ボランティア」として大活躍のりょうたろう君、本当にお疲れ様でした。

松田ファミリーと共に

come&seeで参加した松田さんと帰る前にHUG







  

自宅3階屋上でお母さんに助けてもらったS君
 
南方みなし仮設の方の作品(水ごけ)
                   

  









午後からは、横山仮設住宅・山の神平仮設住宅・南方みなし仮設住宅 への個別訪問を行いました。地元スタッフが定期的に訪れる南方の仮設住宅では、みなし仮設住宅と言う苦しく辛い環境でも一生懸命に手作りクラフトを作成する方との出会いを頂いたり、震災時にお母さんに助けられた大きくなったS君の成長に喜びを感じて帰ってきました。


山の神平仮設住宅

また、他の個別訪問では、震災時に病院で流され未だに見つからない母親の思いを聴かせて頂きました。震災直前に病院で録音していた懐かしい母親の声を聞かせていただきながら、「苦労ばかりかけてしまってね・・」と話す男性は、母親の存在を録音した声のように身近に感じている様子でした。

(記:宇根)





























1 件のコメント:

  1. 松田です。お世話になりました。
    ただいま、無事、関西に戻りました。
    前回とはまた違った体験となりました。ありがとうございます。
    お盆明けから新しい職場です。関西でもがんばります。
    また、お会いできることを楽しみにしております。

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