2012年8月21日火曜日

苦労や辛さを糧に変える力



久しぶりの再会
  今日は、地元スタッフはお休みの日。
午前中は、come&see研修に来ているあきえさんと宇根は、岩沢仮設住宅へ個別訪問に出かけました。
 あきえさんは、以前にもカフェで訪問したことがありました。その時に出会えたともみさんとの出会いを期待していくと、談話室前の常設テントで休んでいるともみさんに・・・。声をかける前からともみさんより手を振ってくださる姿にとても喜んでいました。多くの方が訪問してくださっているでしょうに、よく覚えてくださっているとともみさんに感心です。come&see研修はこの地を訪れるボランティアさんが「忘れないでを生きるために・・」という趣旨ですが、被災したこの地の方々が「忘れていない」を生きている姿の模範を生きているのかもしれません。「出会い」を心に刻むこと・・学んでいきたいと思います。

訪問を喜ん
迎えてくれるTさん

談話室前に常設の
テント下でのくつろぎ

 談話室前のテントには他にも、夏休みの最後の日を楽しむ子供たちや、高齢の女性たちが休んでおり、訪問した私たちを快く迎えてくだいました。ケアカフェを毎回楽しみにしているTさんは、すぐに話しを始めます・・・でも、今日は子供たちの同席もありなかなか思いに向き合えませんでしたね。ごめんなさいTさん、今度またゆっくりお話を聴かせて欲しいです。

 同仮設内で訪問したある女性は、これまでの例えようのない苦悩を涙ながらに話してくださいました、「本当に、ほんとうにくろうした・・・辛かったよ」と。その苦労の中身について、今日の表現は「沈黙」でした。涙ながらに静かに黙する「沈黙の」表現は、その辛さの深さを物語っているようでした。それでも、その苦しかった思いを子供たちに語って聞かせ子供たちの成長の糧になることを力にして絶えてきたとの事でした。
   苦労・辛さは変わらないけど、それを宝物である子供たちの糧に変えていこうとする力はスピリチュアルな力なのだろうと教えていただけたようでした。ありがとうございました。


やまちゃん、たっちゃん
のお蔭で変わりつつある
三滝堂
 
8/17からcome&see研修に参加されていたあきえさんが、今日で終了。5日間ご苦労様でした。被災地の皆さんの心と魂に寄り添うというこの経験が、ご自身の寄り添っていく生き方の学びに繋がりますように願います。 
come&see研修の
振り返り
   (記:宇根)

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