2012年6月30日土曜日

もてなしの一日

結城さんと長さん
今日はHUGハウスとしての活動はOFF.
田尻畑拠点に訪れて下さった方のもてなしと、個別ケアと訪問に専念した一日でした。

HUGハウス拠点では、久しぶりに長さんと横浜から週に一度支援に訪れている結城さんが来てくだり互いの活動を確認する時間となりました。

ウィマラさん(左)
高野山大学から井上ウィマラ准教授(スピリチュアルケア学科)が、初めてHUGハウスを訪れて下さいました。HUGハウスの活動に関心をもってくださっています。
HUGハウスの、これまでの活動をきいたり、心のケアを受けた地元スタッフがケアの大切さを知り、それを必要としてしている人のところに出向いていることを高く評価してくださいました。
この地に「聴くこと・話すことの大切さ」が新しい文化として芽生えてくれれば嬉しいことであると仰っていました。

ギャリ―神父(右)
HUGハウスが大好きなギャリ―神父(カリタスジャパン大船渡ベース)が、石巻での仕事を終えてHUGハウスを訪ねて下さいました。



とある仮設では七夕の飾り作り



個別ケアでは「話すと・・少し楽になるものですね」と無表情でありながら、わずかに涙を流されていました。痛みと共に生きておられるその方から、涙を流すことが出来た力に感謝いたします。
(記:マドフォ)

2012年6月29日金曜日

受け止めてくれる存在

今日の午前は『小森仮設』で2ヶ月振りのカフェOpen!
初めて参加される方や出勤前に来てくださった方がおられました。

カフェ開催時には、震災でのご自身の体験を話される方が多くいらっしゃいます。痛みや辛さを自身の内面に閉じ込めてしまうことは、頑なな自分を作り上げてしまうことにもなり(防衛機制)、人生を生きずらいものにしてしまいます。体験したショックや喪失からの回復には何度も何度も話すことが大切です。

大切な家族を亡くされて一人になってしまった方との出会いをいただきました。カフェに来られることもなく、人を寄せ付けない雰囲気をもっておられました。スタッフは、その方と出会うために声を掛けました。「少し怖い」と思いながらも、そこに留まってくれたことで、その方は語ることができました。その方は、心が少しだけ暖かく感じられたようです。すみちゃん有難うございます。
痛みや苦しみと共に生きておられる人が、自分らしく回復していくには、抱えている痛みを受け止めてくれる存在が必要です。出会った人が心を開けるよう私たち自身が日々研鑽を積み重ねる必要もまたあります。互いに成長させていただける出会いに感謝いたします。

午後はスタッフが分かれての活動。
裕さん、マスター、友美さん
約束していた友美さんとリフレッシュナビ!
行ってみたかったという『おおもり食堂』で食事(看板は友美さんのお父様が作成しました)をし、三滝堂での森林浴(?)。「静かで気持ちがいい」とユックリとした時間を共に過ごしました。

食堂マスタ―作



中瀬町への戸別訪問と『横山仮設』で単独サプライズカフェも行いました。

夕方の訪問者。
今年3月にケアカフェ心香の案内とHUGハウスの活動を紹介させていただくため、ある団体にリーフレットをお渡ししていました。このチラシをご覧になり、数か月の時間を経てHUGハウス拠点を訪ねて来てくださいました。またお会いしましょう!
(記:マドフォ)

2012年6月28日木曜日

出会いのチャンス

午前中は『志津川高校仮設』での二ヶ月振りのケアカフェOpen!
「志高」横に建っているこちらの仮設からは、家から外を眺めれば変わり果てた町が目に入ります。

津波で大切な家族を亡くされた方、震災以降「泣かない」と決めていた方、仮設に移り住んでからほとんど人と話したことがないという方・・・。お一人お一人が語る言葉に、丁寧に耳を傾けさせていただきました。その方の内面に癒しが訪れるまで、何度も何度も聴かせていただきます。
帰りには、「話してみて少し楽になった気がします」と仰る人や、表情が輝いている人。ありのままの自分を受け止めてくれる存在によって、人は生きる力を育でいることを実感します。

70名以上の方が集いました
午後は拠点での個別ケアと
『シルバー人材センター友の会』でのカフェ協力を行いました。震災後初めて集う場にケアカフェの協力要請を頂きました。



津波によって十数名の方が亡くなっておられ、久しぶりに出会う喜びの中にも寂しが感じられました。震災以降センターの活動は休止状態のようですが、「町からの要請を待つのではなく、自分たちから要求していけるように一日も早く活動を再開していこう」と、これまでに幾たびもの苦難を乗り越えて来た人たちだからこそ云える力強い挨拶から会は始まりました。


どこの場にあっても、HUGハウススタッフは傾聴モードにスイッチが入ります。皆さんに飲み物を提供しながらも、出会いのチャンスを逃さない姿勢は「素晴らしい」ものです。
移動カフェで既に出会っている方も数名おられましたが、初めてお会いした方々との出会いも重ねていきたいと思っています。
皆様との出会いの機会を与えて下さいました事務局長の鈴木さん(おもちゃ図書館代表でもあります)有難うございました。
(記:マドフォ)
友の会事務局長の鈴木さん





2012年6月27日水曜日

かけがえのない関係

今日は『名足仮設』で二ヶ月ぶりのケアカフェOpenでした!
昨年夏に仮設が完成してから毎月カフェを開催していましたが、個別ケアの充実を図るため二ヶ月に一度への引き伸ばしをご理解いただき今回の開催です。

集会室での自分たちでのお茶っこは毎週行っているそうですが、今日のように大勢の人が集まるのは『ケアカフェ心香』の時だけだそうです。
遠方からありがとうございます
皆さんが、この日を楽しみにしていてくださり、久しぶりの再会を共に喜びました。また、震災後、遠方に引っ越されたご夫婦は、今回もケアカフェ開催に合わせ、車を2時間走らせご参加くださいました。両手に手作り食材を抱え、なじみの皆さんやHUGハウススタッフにも、もてなしをしてくださいました。皆さんの思いが伝わります。

帰り、みなさん名残惜しそうです
初めての出会いから、およそ一年。一ヶ月にたった一度の出会いの積み重ねですが、『あなたは大切』というメッセージと共に過ごす時間は、たとえ僅かなひと時であっても、かけがえのない関係を築いていくものであることを感じます。いただいた皆様との出会いに感謝!


午後は、スタッフが分かれての活動でした。
さなえさん、また来てくださいネ!
・以前からHUGハウス田尻畑を訪問したいと仰っていた方の希望が実現。初めて訪れてくださいました。「なんとなく落ち着く」と、つかの間の時間でしたがオープンカフェを楽しんでくださいました。

・2日前にカフェを行った伊里前小に戸別訪問。アフターフォローを行いました。

・明日、シルバー人材センターの仲間が震災後初めて集います。そこにケアカフェ心香の開催の依頼を受け、打ち合わせを行いました。
(記:マドフォ)

2012年6月26日火曜日

出会いの工夫。生きる工夫。

大切な人に差し上げている
手作り「立ちあガレイ」
今日は『南方仮設』での訪問でした。
南三陸町から車を走らせ約40分。登米市にあるこちらの仮設は、Ⅰ期Ⅱ期があり350戸のマンモス仮設です。
お一人暮らしの方も多く、自治会や住民間で互いに支え合えるよう様々な工夫をされてもいるようです。

スタッフが分かれ個別での訪問を行いました。
地元スタッフさんは、知り合いの方に出会ったりしましすが、HUGハウス神戸チームにとっては、初めての出会いには工夫が必要です。
津波で家族を亡くされたという方との出会いは、工夫によって生まれました。時折、胸を詰まらせては大切な人との思い出や別れ、今現在の胸の内を話してくださいました。前向きに生きようとする姿には、痛々しいほどの、懸命な努力が感じられました。初めての出会いでありながらも、胸の内を語って下さった力に感謝いたします。

見守り隊「ご苦労様です」
仮設における住民『見守り隊』を担っておられる男性と出会いました。高齢や身体的に「チョッとしたことが大変」な方への細やかな手助けなども行っているそうです。行政や介護保険でのサービスではまかなうことが出来ないところへの配慮は、そこに暮らす方にとって、どれほど心強いことか計り知れないものがあります。

別々の地域に住んでいた人たち同士が、ベンチでの出会いを繰り返しながら、今では「ここに住んでいるんだから、みんな家族みたいなもの」と、ここで毎日お喋りをすることが日課となっているそうです。
活き活きする工夫ですね!

人との出会いはいただきものです。僅かな時間でありながらも、豊かな時を共に過ごさせていただきました。
南方の皆さん有難うございした。



(記:マドフォ)

2012年6月25日月曜日

HUGでの奇跡

(右)宇根ニックネームはおしょうさん
HUGハウスメンバーの宇根がケアカフェに初参加しました。
[昨年3月から釜石入りし、夏からカリタスジャパン釜石ベースで支援を継続。7月からカリタスジャンパンを辞し、HUGハウスでの活動となります。]

今日は『伊里前小』でのケアカフェOpenでした。
参加者の半数ほどが初回だったため、前回に続き心のケアワンポイント学習を行いました。どなたも大きく頷き大切なことを共有した出会いとなりました。
震災やこれまでの人生の出来事を、振り返り続けたある女性の方は腰が90度に曲がっていました。人生の重みが感じられます。
カフェ終了時に挨拶としてHUGを交わされた際に、90度に曲がった腰がピンと伸びていました。本人も大喜びでした。帰りには、何度も投げキッスまでも送ってくださいました。その女性が、『あんたは本当に話を聴いてたねー』と伸びた腰のまま喜びながら話していたとの事です。聴いてもらえたことによって、話す力がご自身の内面を喜ばせ、HUGによって奇跡が起こったのでしょう!


85才男性(手前右)
また、ある85才の男性は「周囲に迷惑を掛けたくない」と80才の時に自動車の免許を取られたそうです。そして現在仮設の女性陣から、車の運転を頼まれる機会が多く、自分に出来る役割を喜んで引き受けられています。しっかりと寄り添って本人の中の力を強めて下さったルミちゃん有難うございます。


午後には、昨年5月に出会った『まゆみさん』がHUGハウス田尻畑拠点に来てくださいました。ずっと来てみたかったHUGハウスで、ホッとした時間を過す事が出来たようです。
*HUGハウスの拠点は、シェルターや心のリハビリ、ホッとタイムとしての役割をもっています。
この役割が、地元の方々にとって生きる支えや生きる力を促すものであるように願っています。


第二班は、横山仮設でのサプライズカフェを行いました。
前回の訪問を憶えて下さっていて、あっという間に人が集って来られました。スタッフは、こうした地味な活動を繰り返すなかで、しっかりと人々と出会っていきます。

夕方『鳥取子ども学園』で働いておられる方がHUGハウスを訪ねて来てくださいました。児童福祉に関わっていることから、南三陸での震災後のこどもたちの様子や現状を知りたいということでした。紹介してくださった、伊藤さん有難うございました。
(記:マドフォ)




2012年6月23日土曜日

かけがえのないひとと時

めだかさん(中央)
今日は月に一度の『おもちゃ図書館』でのケアカフェ提供。
障がい児と親御さんたちが一同に集い、情報交換やリラックスタイムのひと時をともに過ごします。

今回は埼玉から、多機能事業所すいーつばたけ(社会福祉法人めだかすとりぃむ)所長が来られており、さまざまな個性をもつ子ども自身が将来自立し、社会に適応していけるよう今この時を活き活きと生きることの大切さを、親御さんたちと共有されていました。
仮設の狭い住宅環境や周囲の人々からの温度差のある理解は、本人や家族にとってストレスが大きくなります。そうした中であっても、月に一度、安心して集える仲間とケアカフェ心香との関係性は、次までの一ヶ月を過す、かけがえのないひとと時となっています。


午前は『水戸辺仮設』でのイベント(演歌ステージ)に合流。カフェの提供を行いました。





*お昼に気分転換にドライブ散策。三滝堂近くにあったカフェippo(一歩)で、しばしのリフレッシュ。

(記:マドフォ)

2012年6月22日金曜日

裸で生まれ裸で帰る

今日の午前中は先日の台風でカフェが中止となった『波伝谷』仮設でのサプライズカフェOpen!いつも心待ちにしてくださっている皆さんと共に豊かなひと時を過しました。



15日からボランティア活動を続けて下さった松田さんは防災に関わる仕事に携わっており、天災は避けられなことであっても、今回のような悲劇を繰り返さないために、今日本が「考えなければならないことや、取り組まなくてはならないこと」等を、出会いを通して見つめさせていただいたようです。
波伝谷では多くの方が亡くなっており、「今頃になってしんどい」という言葉が聞かれるなど、大切な人を亡された方の悲しみが癒される時が訪れることを信じながらの出会いでした。
波伝谷の皆様有難うございました。そして、松田さんご苦労様でした。








午後は岩沢仮設と平成の森を訪問。
大正11年生まれの男性(左端)
先月に集会室が設置された『平成の森』では、「あずま~れ(社協が行う常設カフェ)」でお茶を頂いた後、集会室に集うことが恒例になったという皆さんとの出会いがありました。

大正11年生まれの男性は、ボランティアに来られた人たちに「地震や津波からどう身の安全を確保すればよいか」と云うことを、伝えて下さっているようです。
この方が住んでいた地区では、ビデオ撮影に気をとられ津波にさらわれた人や、道路が渋滞し車が一斉に波にのまれたなど、逃げることに集中しなければならないことを何度も念を押して話してくださいました。

90年の間、天災や戦争で作り上げては失う人生の連続を振り返られ、これまで生きたことで発見したことは、「人間は、裸で現れ、裸で去っていくものだろう」と積み重ねてきたもの全てを失いながら、「自然の摂理の中で人間は何も選べない。与えられる存在であり、受け取るしかない。」と仰っていました。「貴方が仰ると重みがあります」。今日の出会いに感謝!


*お昼にフードバンクからカフェ応援商品が届けられました。有難うございました。
(記:マドフォ)

2012年6月21日木曜日

暖かい心を引き出してくださる出会い

今日の午前中は『荒砥』『平貝』仮設でのケアカフェ心香同時開催でした。

平貝では、皆さんがこの日を期待して待っていてくださいました。今回初めて参加という方もおり、ケアカフェ心香の趣旨をお伝えしました。
それぞれの自己紹介では、「生きがいをもって生きてくために手仕事をしたい」と仰る方が多くいらっしゃいました。

ともすればここに居ない人の話をしがちなところを、「自分のことだけ話しましょう」との声掛けに軌道修正がされ、丁寧にご自分が話したいことを見つめてくださいました。
最後に「送迎があれば田尻畑のHUGハウスに来たい人」の問いかけに、殆どの方が手を上げてくださいました。
今日は、カフェの開催時間に間に合わなかった方が、第一号で訪れてくださいました。イメージしていた豪華なカフェではなかったことに、「普段着のまま来れるんですね」とのんびりとした時間を過していただきました。

サプライズカフェとなった荒砥では、「心香のカフェなら行く」と周囲に声掛けをしてくださったり、近隣住宅の方を誘って下さり、瞬く間に集まってくださいました。自分の予定を変更しても参加したいと思って下さる皆さんとの時間は、やっぱり話したい・聴いてもらいたい・・そんな思いが詰まった時間でした。*サプライズカフェは事前予定なく開催。

午後は、『山の神平にある施設』を訪問と『林仮設』でのサプライズカフェ。
自分に会いに来てくれる人がいるという体験は、ことのほか嬉しいようです。ご自慢の歌を披露してくださったり、思い思いに語ったり、尊い時間を共有させていただきました。


また、ガンと共に生きていらっしゃる方が昨夕退院され、訪問を兼てサプライズ!「身体は今一だけど、心は健康だよ」と、人と人との関係性の中で自分を受け止めてもらう体験は、身体の調子までも回復させるようです。

私たちの中の、相手を「思いやろう」とする心を引き出してくださる人々との尊い出会いに感謝!

お昼にはカリタスジャパン米川ベースにボランティアで滞在している二名のシスター(ドミニコ会)がHUGハウスを訪ねて下さり、昼食を共にしました。またお会いしましょう!


(記:マドフォ)

2012年6月20日水曜日

いただいた出会い

朝の出会い
台風の影響で今日の活動はOFF。昨日からスタッフの身体的ケアの為に来てくださっているテルミーの一日とていました。
・・。が、お天気は冴えわたり、一部冠水した道路はあるものの、急遽できる範囲で個別訪問・個別ケア・カフェ案内(志高)・サプライズカフェを行いました。

朝一での出会いは91才のおばあちゃん。青空の下で開放感を味わいながらユックリとたひと時を共にさせていただきました!

数十年ぶりに関東から戻ってこられ、9日目で被災したという男性と出会いました。両親は既に他界されているそうですが当時葬儀にも来なかったらしく、兄弟や親せきは未だに怒っており、この地に身を寄せていても誰にも相手にされないと・・。「葬儀に出会たくないほど、頑なにしてしまった何かがあったのにね・・」の言葉かけに、その男性は「・・そうなんです(涙がこみ上げてくる)・・そんな風に解ってもらったのは初めてです」と目を潤ませたまま、奥の間に姿をけしました。
二度と戻ってこないと決めていた志津川に、戻ってくることを決心させた働きを発見することが出来るよう祈ります。

『自然の家』SKC(自然の家母ちゃんクラブ)の皆様の所へ初サプライズカフェ。
皆さんとの出会いは今回で二度目。思いがけない訪問に、本当にビックリされた様子でした。快く迎え入れて下さり出会いを積み重ねることができました。SKCの皆さん有難うございました!*SKCは有志での集まりで手芸品を作成しています。

お天気が回復したことで頂けた出会いに感謝!(記:マドフォ)




今日の志津川の道路事情

2012年6月19日火曜日

内なる力

雨天のため集会室を解放してくださいました
(手前に松田さん)
今日は『韮の浜』でのサプライズカフェ開催と『沼田Ⅰ・Ⅱ』『米谷みなし仮設』『吉野沢』『港』へのカフェ案内配布、『平成の森』での仮設調査を行いました。

 ミニカフェ開催では、思いがけない訪問を喜ばれ多くの方が参加したくださり、学生時代以来の再会をすることができたりと、喜びを共有した時間を過しました。

同じ集落の方同士で形成されていることや、日頃から敷地内にある東屋に集っていることもあるせいか、まとまりや人々の連携が際立っている地域であると、宝塚から来られている松田さんは感心しておられました。防災に関する様々な視点を生業としている松田さんは、専門的な目線でも地域や人々の在りようを見つめられてもいたようです。
旭ヶ丘幼稚園建設中

それぞれの場で頂いた出会い!

 ・退職後40年振りに志津川に戻ってきて間もなく被災したというこの方は、「出来事を通して自分に何か必要があるのだろう」と、震災当初からボランティア団体に協力し地元の方々を支えておられました。
平森テニスコート仮設に
設置された集い場所
 ・ケアカフェに出会うまで、現実の苦しみよりも「楽しいかったことを思い出すようにしないと・・・」と思っていたそうですが、それでは苦しみの解放には至れないことが分かり、自分に丁寧に寄り添てもらえる毎月のカフェ開催が日々を生きる力となっており、次のカフェを待ち遠しく思っている・・など、
人の内に持っている力の不思議さを味わいます。
今日の出会いに感謝!!
(記:マドフォ)




2012年6月18日月曜日

貴女の心を支えます

今日の活動はサプライズカフェとカフェ調整!
『志津川小学校』で初めてサプライズでカフェ開催。集会室に集う人々に暖かく迎えていただき、豊かな出会いのひと時を頂きました。「こんなカフェならいつでも来てほしいい」とリクエストあり。単身で住まいしている方も多いらしく、今後定期的なカフェ開催を予定しています。

カフェ調整は『平貝』『伊里前小』『岩沢』『神割崎』での案内配布。
これまでの月に一度の開催から1.5ヶ月~2ヶ月に一度の開催に変更しているため、心待ちにしてくださる気持ちもひとしおのようです。

今日の出会いの中で、「お金の心配は心のケアではどうしようもないものね!」と呟く女性に、「心のケアは頑張っておられる貴女の心を支えます」と応答。「なるほど・・必要ですね」と笑顔がこぼれていました。

流体力の大きさを実感する松田さん
また、地元スタッフがずっと気にかけていた知人宅を訪問。
津波でご主人を亡くされており、その後、心を病み現在入院中であると聞かされ「入院で解決できることではないのに・・」とショックを受けています。
心のSOSを出来るだけ早くにキャッチできるよう、私たち皆の気持ちが引き締まる思いを味わいました。

先の見通しがつかない現実の中で、仮設住まいも一年が過ぎはじめ、人々のストレスも強まってきていることを、出会いを通して感じます。
癒しにつながる出会いが多くの人と出来るよう、積極的に出会いを積み重ねていきます。
(記:マドフォ)