2012年9月18日火曜日

人として学び経験するcome&see


ホープシーズの
てらさんと岩谷さん

 志津川高校避難所の時より一緒に支援活動を行ってきました、ホープシーズのてらさんと友人の岩谷さんが昨日からいらしています。今回も、15個近くのベンチの材料を車一杯に乗せてきています。今日より1週間、希望のあった仮設住宅に1個1個ベンチを組みたてて設置していく予定です。仮設住宅での憩いの場所や話ができる場所がベンチを設置することで増えていけると嬉しいです。いつもHUGハウスの支援にも協力してくださるホープシーズの皆さんに感謝しつつ、協力していけたらと思います。http://hpeseeds.blog50.fc2.com/

地元スタッフとワーク風景

今日から高野山大学からcome&see研修に4人が参加、3日間のプログラムで心のケアの研修・町ナビ・傾聴実践等を行っていきます。

高野山大学の皆様

 早速、今日は午前中に地元スタッフと共に心のケアについての研修を行いました。痛む命に寄り添うために何が必要かを確認する時間になったのではないかと思います。 参加した皆さんからは、被災地で学ぶ心のケアについての研修が、自分が生きている家庭や関係の中の姿を見直す機会になった・・・と感想がありました。痛む命に寄り添うためには、人格を育てる事なくしては出来ない。そして、その自身の人格を育てるには、日常の家族や職場での関係を、どう生きるかに係っている、という事を共に確認できた時間になったのではないでしょうか。
 参加者の皆さんが、日頃の大学での役職ではなく一人の人間として素直に正直になっていく姿に、とても感動しました。

地元スタッフの町ナビ

寺子屋こうやくんの前で

防災センター前でお経をあげて祈る

 午後は、地元スタッフのすみちゃん・けいちゃんの町ナビで南三陸町を案内しました。スタッフにとって、町ナビは現実に目を向けるという辛さが無いわけではないでしょうが、高野山大学の皆さんの誠実な姿勢に一生懸命になれたようです。戸倉中学校・波伝谷の海岸線・神割崎・そして防災センターと沢山の町ナビをしました。
途中、高野山真言宗が支援をして出来た「寺子屋こうやくん」を偶然発見。突然の訪問でしたが、スタッフのくりやさんが対応してくださいました。不思議な出会いに皆さん、大喜び。繋がりの不思議さを感じました・・・。また、防災センターでは、冥福を祈ってお経があげられました。宗教は違っても、祈る願いを合わせれば一緒に心を合わせられる経験もできました、本当にありがたい経験でした。

 明日からは、カフェや訪問も行われます。みなさんにとって、よき学びと経験の場になりますように願います。(記:宇根)
 

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