2012年6月25日月曜日

HUGでの奇跡

(右)宇根ニックネームはおしょうさん
HUGハウスメンバーの宇根がケアカフェに初参加しました。
[昨年3月から釜石入りし、夏からカリタスジャパン釜石ベースで支援を継続。7月からカリタスジャンパンを辞し、HUGハウスでの活動となります。]

今日は『伊里前小』でのケアカフェOpenでした。
参加者の半数ほどが初回だったため、前回に続き心のケアワンポイント学習を行いました。どなたも大きく頷き大切なことを共有した出会いとなりました。
震災やこれまでの人生の出来事を、振り返り続けたある女性の方は腰が90度に曲がっていました。人生の重みが感じられます。
カフェ終了時に挨拶としてHUGを交わされた際に、90度に曲がった腰がピンと伸びていました。本人も大喜びでした。帰りには、何度も投げキッスまでも送ってくださいました。その女性が、『あんたは本当に話を聴いてたねー』と伸びた腰のまま喜びながら話していたとの事です。聴いてもらえたことによって、話す力がご自身の内面を喜ばせ、HUGによって奇跡が起こったのでしょう!


85才男性(手前右)
また、ある85才の男性は「周囲に迷惑を掛けたくない」と80才の時に自動車の免許を取られたそうです。そして現在仮設の女性陣から、車の運転を頼まれる機会が多く、自分に出来る役割を喜んで引き受けられています。しっかりと寄り添って本人の中の力を強めて下さったルミちゃん有難うございます。


午後には、昨年5月に出会った『まゆみさん』がHUGハウス田尻畑拠点に来てくださいました。ずっと来てみたかったHUGハウスで、ホッとした時間を過す事が出来たようです。
*HUGハウスの拠点は、シェルターや心のリハビリ、ホッとタイムとしての役割をもっています。
この役割が、地元の方々にとって生きる支えや生きる力を促すものであるように願っています。


第二班は、横山仮設でのサプライズカフェを行いました。
前回の訪問を憶えて下さっていて、あっという間に人が集って来られました。スタッフは、こうした地味な活動を繰り返すなかで、しっかりと人々と出会っていきます。

夕方『鳥取子ども学園』で働いておられる方がHUGハウスを訪ねて来てくださいました。児童福祉に関わっていることから、南三陸での震災後のこどもたちの様子や現状を知りたいということでした。紹介してくださった、伊藤さん有難うございました。
(記:マドフォ)




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