2012年6月5日火曜日

世の宝

今日の午前は個別訪問。
中瀬町を通り過ぎていた時に偶然、知人に出会いました。互いに交わした挨拶は『生きていたんだね・・』と。震災後初めて会い、お互い安否を気にかけながらも出会うチャンスがなかったそうです。生存が解らないし、確認する心のゆとりもなく、今日を生きるのに精一杯なのが現実です。再会の恵みに感謝!

海沿いに車を停め、思わず声を掛けました。
3艘持っていた船が全て流されてしまい『どこへ行ったやら跡形もないままなんです』とお話ししてくださいました。
漁業組合から提供されたリースの小さな船。この船を頼りに、生活の再生を図っています。小さな船では稼ぎも少ないそうですが、手立てはこの一艘しかありません。お嫁さんを津波で亡くされた息子さんが懸命に働き家を盛り立て、若い世代の漁師仲間と共に海の再生に取り組んでおられるそうです。
心の痛みからの回復と生活の立て直し、海の再生への働きかけ・・その全てに必要な力が与えられますように。

午後は『童子下』でのカフェOpen.
朝夕は冷えるものの、日中は夏日のような暑さが続いています。今日のカフェも屋外で開催。この開放感は集まる方々の心を和ませます。
食用牛の品質での表彰

仮設が建っている土地を無償提供してくださった地主の佐藤さんの所へカフェのデリバリーをしたところ、誇らしげに見せて下さった数々のトロフィーです。有難うございました。
佐藤さんご自身が世の宝です!(記:マドフォ)



佐々木さんのドライブ姿
訪ねて下さった曹洞宗のお坊さん

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