2012年6月26日火曜日

出会いの工夫。生きる工夫。

大切な人に差し上げている
手作り「立ちあガレイ」
今日は『南方仮設』での訪問でした。
南三陸町から車を走らせ約40分。登米市にあるこちらの仮設は、Ⅰ期Ⅱ期があり350戸のマンモス仮設です。
お一人暮らしの方も多く、自治会や住民間で互いに支え合えるよう様々な工夫をされてもいるようです。

スタッフが分かれ個別での訪問を行いました。
地元スタッフさんは、知り合いの方に出会ったりしましすが、HUGハウス神戸チームにとっては、初めての出会いには工夫が必要です。
津波で家族を亡くされたという方との出会いは、工夫によって生まれました。時折、胸を詰まらせては大切な人との思い出や別れ、今現在の胸の内を話してくださいました。前向きに生きようとする姿には、痛々しいほどの、懸命な努力が感じられました。初めての出会いでありながらも、胸の内を語って下さった力に感謝いたします。

見守り隊「ご苦労様です」
仮設における住民『見守り隊』を担っておられる男性と出会いました。高齢や身体的に「チョッとしたことが大変」な方への細やかな手助けなども行っているそうです。行政や介護保険でのサービスではまかなうことが出来ないところへの配慮は、そこに暮らす方にとって、どれほど心強いことか計り知れないものがあります。

別々の地域に住んでいた人たち同士が、ベンチでの出会いを繰り返しながら、今では「ここに住んでいるんだから、みんな家族みたいなもの」と、ここで毎日お喋りをすることが日課となっているそうです。
活き活きする工夫ですね!

人との出会いはいただきものです。僅かな時間でありながらも、豊かな時を共に過ごさせていただきました。
南方の皆さん有難うございした。



(記:マドフォ)

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