2012年11月8日木曜日

93歳の誕生日を祝って


届いた手のひら地蔵

 昨日、石神彫刻工房より「手のひら地蔵」が、再度届きました。これまでも2回届けられた地蔵を関係が出来た方々の中で、旅立った方々への思いを味わうために役に立つと思われている方々に手渡ししてきました。受けた方々が、地蔵を手にする様子を拝見しながら、「死」という境があっても、いのちが別々の世界で生き続けており、そのつながりを実感できる「心」を教えていただいているようでした・・・、今回も送られてきた地蔵を手にする方々が、大事な方と繋がるきっかけが生まれますことを祈ります。



誕生会であいさつするWさん
スタッフの準備した花束
今日は、隣の登米市内にある老人施設に入所したWさんの誕生日。地元スタッフ、るみちゃん、えみちゃん、ゆうちゃんと一緒に、誕生日の祝いに訪問しました。施設でも、利用者全員と誕生会を催してくださり、訪問した私たちまで同席を許してくださり、皆でお祝いを届けられました。
バースデーカードを見ながら
 
93歳の誕生日を迎えたWさんは、「私は、人様のお世話を何十年もしてきた・・・だから、今はたくさんの人から優しくしてもらえる・・、大切なのは心の優しささ・・・」と、とても嬉しそうでした。 93年という歳月に経験した様々な事柄・・・それらの一つ一つの積み重ねがもたらす人柄は、嘘はないのでしょう。「本当にありがたい」と手を合わせるWさんの仕草は、今に出来上がったものではなく、これまでの過去の積み重ねなのでしょう。美しい手の合わせ方だと実感しました。

皆に祝福されたWさんと一緒に


Mさんと一緒に

 午後、スタッフのるみちゃん、えみちゃんは、知人のMさんを訪問。近くに場所を変えて、ゆっくり時間を過ごしました。仮設住宅の中ではできない気分転換をじっくり味わえたようです。Mさんからも、手作りのストラップを頂きました。Mさん、有難うございました。(記:宇根)









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