ワンポイント学習冊子の中に・・ |
カフェの際に参加者と一緒に行う、「心のケアのミニ学習」の冊子の中に、心のケアの目的として『ひとりひとりが自分の人生において主人公になることです』と紹介している項目があります。そして、その主人公になるために、『助かったいのちをどう生きるか・・・、今の苦しみ、心の傷をどう整理するか・・』という説明が書かれています(写真右)。ある仮設にお住いの女性が、それを見ながら「これって、大事。でも、一人では出来ないんだよな・・だけど、こういう話をしても家族は聴いてくれないんだよ・・」と話していました。
自分の心の中にあるものを整理するためには一人では難しい事が多くあります、だからこそ話しを聴いてくれる人という「手伝い」を使って、心を整理していくのだと思います。
心の整理のためには、時としては「手伝い」を求めるのも当然であるという理解が増える事を、そしてその手伝いになる聴ける人が地域にも多く広がって行く事を心から願います。
冷たい風が吹き抜けていく仮設住宅内・・、スタッフも身をちぢこませながらも声掛けに回りました。今日の参加者は、2歳になる可愛い坊やも併せると6人と少なかったです。 一方、談話室まで歩けないご夫婦にコーヒーデリバリーをしながら、自室内でゆっくり話を聴かせて頂ける時間もスタッフ一人は持てました。「こんなに、話したのは久しぶり・・・」との感想を頂きました。話せた事で、ご自身のこれまでの歩みを肯定できる機会に繋がれればと思います。
入谷仮設住宅 |
カフェは、テーブル一つを参加者皆で囲みながら話をする形になりました。、スタッフが一緒に輪に入りながら、互いに話し合う時間が心の整理等のためになるようなファシリテーター役を果たせるように心がけたつもりです。
今日、参加した皆さんの中に貴重な時間として残ったのか、工夫は必要ではないか・・・見直しながらも貴重な経験として大切にしたいと思います。 (記:宇根)
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