2012年11月27日火曜日

薬を使わない「心のケア」の提供


旧戸倉中学校跡地にある仮設
今日は、日頃カフェに行っていない戸倉地区にある、戸倉中学校仮設住宅へ、サプライズカフェに出向きました。
 昨年の夏に、同様にサプライズのカフェを行って以来の実施です。これまでは、大きなボランティアグループがお茶会をされていたようなので遠慮もありました。この度は、以前から関わりのあった方々の近況なども知りたいこともあり実施に。

サプライズでのカフェ風景
HUGハウスの紹介
サプライズカフェは周知なしのカフェです、出会いがあるかどうかは出向いてみないと分かりません・・、そのような状況で、今日もスタッフ5人で出かけてみたところ、談話室に集まっておられた方々があり、訪問理由を伝えると心よく招いてくれました。早速、セッティングをしてカフェに・・・。また、声かけに回るといいとのアドバイスに個別に声かけにも周り、最終的には10人の方々が参加してくださいました。


ワンポイント学習を実施
「これが大事なんだよ・・」
冊子の内容
 しばらく交流を行った跡に、HUGハウスの紹介とワンポイント学習を実施しました。「心のケア」は、自分が自分の人生の主人公になって生きるための助けであること。そのケアは、薬を使わない、人として大事にされる経験(愛される)を通して行うこと。そして、住人同士で互いに相手を尊重し話をしっかりと大事に聞ける関係になれること、何より守秘義務を守り噂話を避ける事・・・を冊子を使いながらの説明。皆さん、真剣に聞き入っていましたが、参加したある女性、Yさんは「この、薬を使わないで、愛によるいやし・・・、これが、まことにそうなんだよ。本当に、まことにそうなんだよ」と感想を述べてくださっていました。また、ある方々は、「人の噂話をしない・・・そう、これが一番大事・・・でも、これができないんだよ、これが難しいんだよ」との感想もありました。

全員で記念に

「津波によって何もかも流されうつ病になってしまった・・・でも、こうしてたくさんの人に助けられて、今は前の状態にちょっとづつ戻り始めている。話を聞いてもらえることが大切・・・、もう人生あと少ししかないけど、この助けられた命を大事にしたい」とも話してくださったYさん。きっとこれからの人生、「自分らしく自分の人生を主人公として生きる」時間が生まれることと、信じています。
 今日の出会いで、近況を知りえた方、再開を果たせた方もおられました、今後も、関わりを続けていけたらと思います。

今日から、スタッフの心身のリフレシュと癒しのためにOさんが来所してくださいました。今日からの3日間、よろしくお願いいたします。
(記:宇根)



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