2012年10月30日火曜日

不思議さを味わう


嶋田ご夫妻

高台から町を望んで・・

津波の被害の大きさを目の当たりに

 今日は、突然の嬉しい訪問がありました。神戸の中央教会で一緒に活動をしていた懐かしい仲間の嶋田ご夫妻です。「会えても会えなくても取り敢えず来てみた・・」とご夫妻。バスから町に降り立ったものの、右も左も解らない中、声をかけた地元の人がハグちゃんの避難所からの知り合いで、連絡まで取ってくれて会えたのです。もしその人に会っていなかったら・・・と考えると、この縁も不思議な導きを感じる経験でした。午後から、ご夫妻と一緒に町ナビを行いました。嶋田さんの感想は、「まだまだ被災地の復興が進まない現実に触れ苛立ちさえ覚える」でした。町の状況に身近に触れた経験を是非、神戸に戻られてからも多くの人に分かち合って頂けたらと思います。


訪問した仮設
  今日は地元スタッフは、るみちゃんとようちゃん。カフェ開催がなく、午前と午後はカフェ調整をしながらの個別訪問を行いました。おしょうさんも、午前中は個別訪問。 
訪問先で出会ったMさん

 るみちゃん、ようちゃんは訪問先でMさんに出会いました。訪問を涙ながらに喜んでくれたMさん。一人で過ごしているよりも誰かが傍にいることの暖かさを実感したようです。傍に居て嬉しい存在になる・・・そのような役割を個別の訪問先で生きられたらいいと実感します。

come&see研修の渡部さん
 おしょうさんが、訪問先で出会ったFさん。ご主人が震災後に突然、旅立たれました。そのご主人の遺影に向かって、文句を言い、感謝を言い、そしてこれかも守っていてほしいと願いも言い・・・。Fさんの話を聴いている内に、旅立ったご主人の存在を感じる感覚になりました。人の命の不思議さを味わえた時間でした。

 今日から、come&see研修に、東京から渡部さんが来所。明日から、活動に参加します。渡部さんが、南三陸に来るきっかけを作ったのが、以前訪問のあった高野山大学の方でした・・・人と人が繋がる不思議さを感じます。明日からの活動が、よき学びになりますように。(記:宇根)

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