2012年10月29日月曜日

ホスピタリティなセンスで訪問し内面に触れる・出会う

いつもは外のベンチで集まる顔なじみ
港仮設でのカフェの風景
今日のカフェは歌津地区にある港仮設住宅で開催しました。南三陸の一番東側の仮設で気仙沼に近いところです。 はじめのころはスタッフも少ないし一番遠いため支援は難しいかなとあきらめていた地域でした。しばらくはニーズ調査のみで終わっていたところですが、新しいスタッフが訪問し出会いがあり心のケアのためのカフェを希望されたことにより「ケアカフェ心香」がスタートしました。この地域では震災で亡くなった方はおられないと言う事ですが、それでもさまざまな課題を抱えていたり、スピリチュアルな痛みがあることを知ることができます。今日も心のケアのためのワンポイント学習からはじめ、お一人お一人の内面に触れさせていただきました。心から感謝いたします。
季節外れのかわいいゴーヤ

寒さの中でも元気な植物たち
訪問を終えた地元スタッフ  出会いをていねいに振り返る
 午後からは来週以降に開催されるところへの「カフェ案内」をしました。案内に廻る中でも出会いはたくさんあります。中には「カフェには参加したことはない。」とか「(あることを知っていても)カフェには参加しない。」と話す方に出会います。それでも声をかけるとうれしそうに応対して下さったり、話が止まらないほどだったり様々です。素直に言葉や態度に表さなくても「愛されたい」「大切にしてほしい」「関心をもってほしい」「認めてほしい」そのような欲求は誰でも心の中に持っているものです。

地元スタッフは、出会いやほんのちょっとしたきっかけで心の扉を開いたり内面に触れることができることを、体験を通して知っています。ですから、カフェ案内も機械的ではなく、常にホスピタリティなセンスをもって訪問をし丁寧な関わりを持って下さっていることにとてもうれしく思っています。
言葉にはのせられない魂の叫びや言葉の奥にあるメッセージを一生懸命汲み取ろうとする真摯な姿勢に誇りに思い日々感謝しています。地元スタッフで支え合える関係も目指し活動を続けています。これからもどうぞご支援・お祈りをよろしくお願いいたします。(記:堤)

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