2013年7月29日月曜日

太陽上り、人また集まる


しばらく雨が続き、北上川の水位は川辺いっぱいに満ちていました。今日は太陽が昇り、横山方面は特に熱さを感じました。訪れた仮設では、高齢者の方々が、太陽の熱さをしのいで、仮設が並ぶ通路に座っていらっしゃいました。早速声を掛けてみたところ、近所の方も顔を出され、しばらくその方と話をさせていただきました。

猫も集まる
(志津川方面仮設にて)

出会った方の中には、HUGハウスのような活動をしているスタッフに、気にかけている他の仮設の方を尋ねてほしいと言われます。今日の出会いの方にもそのように言われました。しかし良くお話を伺うと、できる限りの配慮や心遣いをその方が既にされていらっしゃることが分かります。できる範囲において、互いをサポートするという姿勢は、誰にも評価されないかもしれませんが、聴かせていただいたスタッフはとても感心し、それを伝えます。お互いのサポートの小さな工夫の積み重ねは、目に見えない「信頼」や生きる「希望」につながり、人の輪として大きくなるでしょう。スタッフは応援したいという気持ちで、聴かせていただきました。



他のスタッフは、いつも尋ねている方に声を掛けてみました。ほとんどの時間を仮設の中で過ごされているこの方は、部屋の外に出て、


横山方面の仮設。
こちらも、他の仮設住人の「尋ね人」を
訪問してみました。

午後から訪れた、志津川方面の仮設。
私たちの訪問前に、総理大臣の訪問が
あったと、にわかに住民の方々が
興奮されていた…。
スタッフと話をするのは良い気分転換になると嬉しそうな表情で話されていました。仮設在住の方だけでなく、仮設を尋ねる様々な方も混じり、人の集う場になりました。太陽は、仮設のドアを開け、人の心を解放し、人との交わりの場を提供していました。いただいた場で、心と心が触れる、良い出会いができるよう願いながら、今日も訪問をさせていただきました。(記:林)



JPFのスタッフと打ち合わせ
  今日は、7月から10月までの事業への助成金を提供してくださっているJPF(ジャパンプラットフォーム)から、スタッフが訪問してくださいました。
 提供してくださった助成金の会計についての相談と確認のためです。日頃、会計を担当していているじゅんこさんも加わり、適正な会計のありかたについて丁寧に教えていただけました。10月までの期間、被災地での心のケアや地元人材の養成に尽力していくことを改めて決意した時間でした。わざわざ訪問してくださり丁寧に教えてくださったJPFのスタッフの皆さん、本当に有難うございました。

 お知らせです・・・三滝堂HUGハウスにキャンピングカーが来ました。小さなキャンピングカーですが、庭の一角に素敵な雰囲気を提供してくれています。車内で庭を見ながらゆっくりした時間過ごすののにもいいです。お茶を飲んだりゆっくり話をするスペースにもいいです。どうぞ、ご利用ください。(記;宇根)

 






0 件のコメント:

コメントを投稿