2013年7月4日木曜日

心の健康を保つ


雨上がりの大雄寺に、あじさいが少しづつ咲き始めました。朝のミーティングで使わせていただいているこの場所から今日も始まります。

のぞみ園オリジナルはがき
作業工程の一つ。
一生懸命作業されています。
午前中には、スタッフが障害者授産施設「のぞみ園」に友好訪問に出かけました。仮設の作業場に到着したスタッフは、所長さんからお話を伺い、それから作業場を見せていただきました。作業場の雰囲気はとても温かく、作業員の皆さんは、真剣に作業に取り組まれていました。私達スタッフの訪問で、作業の合間に話をしてくれしました。中でも、モアイ像を独自にデザインされた作業員の方は、自分の作品に誇りを持って見せてくれました。作業を一生懸命こなすこと、他者の助けを借りながらでも自作のデザインが商品となることに誇りと生きる喜びを感じていらっしゃる様子がうかがえました。スタッフは、作業をしている皆さんの心が、年齢に関わらず、皆、純粋で若いなぁと感じました。彼らは、その日の感情はその日で納めることがほとんどだそうで、次の日に持ち越さないと伺いました。「心」や「魂」の健康と若さを保たれている秘訣なのかなと思いました。
大切にされ、
自らの誇りだった夫と
朝、お仏壇で向き合い、
一日の家族の健康を
お祈りされる。
 

 

午後には、個別で志津川方面の方々を訪問させていただきました。ある方は、時として人間関係において痛い思いをされても、夫とお姑さんの愛と支えと共に、自らに与えられた環境の中で一生懸命に取り組まれたことを話して下さいました。結果として得た様々な家や学歴、家族などなどは、この方にとっての誇りとなりました。震災で家は流されても、家族や培ってきた技術などは残り、しっかと心に留まっています。

スピリチュアルな健康は、困難や苦悩、解決すべき問題を抱えながらもそれと共に生きる続けることで維持できるという証しを見せていただいた一日でした。(記:林)


 

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