2013年7月30日火曜日

怒りが続く日々~怒りは次第に諦めになることへの不安~

昨日、ある仮設住宅に暮らす女性が、復興公営住宅への入居をするかしないかの最終決断を求める書面が届いたので 困ったと話していました。

 まず、送られてきた書面を読み理解することさえ難しい。加えて、住宅への入居への条件や家賃代の計算の仕方が難しく理解できない。今、入居するかしないかの決断をしないといけないが、入居できる住宅が出来上がるまでには4、5年かかり入居時に自分はどうなっているかわかないにも関わらず、今決断をしないといけない事への不満・・・、上げればキリがないほどのようです。

 仮設住宅での暮らしの大変さから、早く解放されたい気持ちは強いものの、公営住宅を選ばざるをえない人にとっては、決断は今でも入居時はどうなっているかわからない状態を考えると、とても複雑な思いになるのかもしれません・・・。その気持ちを抱えて暮らすこころは??

 今日、仮設住宅を訪問した際に、復興の歩が遅く、何をしているか!!という怒りを向けてくる方に出会いましたが、数年先の将来に不安のある方々には、今の被災地の復興への道のりのスピード感の無さに怒りがこみ上げてくるのもわかるような気がします。
訪問先で・・。
怒りを吐き出せるだけでも良しと思いたいのですが、次から次に出てくる怒りが解消されないままに続くと、次に生じるのは「諦め」「投げやり」になっていくのが心配です。


今日の活動は、午前・午後とも仮設住宅への個別訪問でした。訪問先は、4つの仮設住宅と二つの在宅住宅でした。スタッフ4人で、出会えた方は合計15人でした。人数で表せない一人一人の歴史や思いが詰まった出会いでした。

 また、今日は、午前中にとめ市民プラザを訪問し他の市民活動やボランティアグループの情報もいただいてきました。HUGハウスだけではなく、既に活動を行ってる他の団体と協同して行くことはとても重要と考えますし地元スタッフの成長にも大きな助けになると思います。
 突然の訪問でしたが、快く対応して下さったとめ市民プラザのスタッフのみなさん、ありがとうございました。(記:宇根)
 



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