2013年7月25日木曜日

人が一緒に生きるとは~「わらいの館」訪問~

理事の白石さん
今日は、登米市内にある「わらいの館 四季 」というデイサービスを行っている施設を訪問してきました。以前に、とめ市民プラザで行われた『NPO交流会』で知り合えたのが縁です。一度、施設訪問とお話を伺いたいと思っていたところ、今日の訪問を快諾してくださり実現しました。

 「わらいの館 四季」はデーサービスと言っても通常のデイサービスではなく、「富山型デイサービス」を行っているところです。高齢者や認知症の高齢者だけではなく子供たちから障がいを持った方までを受け入れ、同じ場所で一緒に時間を過ごしていくという形をとっています。理事長の白石さんは、「成長をしていく子供達と年を重ね老いていく老人たちと共にいるところに寄り添っていくこと」「認知症と言われる方と障がいを持っている方が共にいるとろこに寄り添っていくこと」にとても大切な意味があると話しておられとても共感できました。施設を利用しているお年寄りや子供たちが、素敵な笑いを見せてくれたのは、本当に嬉しくなりました。
わらいの館四季

 人を子供だから、高齢者だから、障がい者だからと分けてしまうのではなく、同じ場所で生きていけないか。共に生きていく事で、人して生きることの尊さや老いることの意味、命を生きることの意味を共に考えていけるのではないか・・・「わらいの館」が発信するこのメッセージは、これから被災地で町づくりをしていく上で大きな示唆を与えてくれるのではないだろうかと考えさせられました。今後も、HUGハウスとの連携を希望してくださいましたので、是非一緒に考えつつ歩みを共にしていきたいと思いました。
 理事長の白石さん、忙しい中、時間を割き話をし見学を許してくださり、有難うございました。


 今日は午後から、宇多津地区の仮設住宅訪問と、荒砥拠点の整備を行いました。

 これまで何度もボランティアに来ている、あらさんが今日から手伝いに来てくれています。一緒に、荒砥拠点の荷物の片付けを行いました。これまで一部屋しか使えていませんでしたが、今日の片付けで二部屋が使えるほどになりました。あらさん、ご苦労様でした。

 訪問には、あきえさんが出かけていきました。大事なお孫さんと一緒に写っている写真を大切な宝物にしている女性との出会いがありました。震災前にご主人を失くし震災で何もかもなくし、まったく何もかも無くなってしまったその方は、いろいろな人との繋がりが支えだったと教えてくださいました。孫と一緒に映った写真がいろいろなところで公開され、多くの人達と知り合いになった事を紹介してくれる姿に、思わず写真を撮らせてもらいました。

 出来た繋がりの中に、出会いの不思議さが秘められているのでしょう。この不思議さを忘れないようにしたいものです。


今日は、ある地域で再建している家の「たてまえ」が行われていました。棟上げ式になります。大勢の地域の方々が集まり、工事の無事と成功を願う儀式。ここにも一つの復興があるんだなと感じます。振舞われるお祝いのお餅ちを通して、幸せが広がりますように願いたいものです。(記:宇根)





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