2012年5月13日日曜日

あなたは大切です

『かいこ』で創ったブローチ
今日は一日を通して個別訪問、久しぶりにお会いする人や、気にかけている人たちのところへ足を運びました。

40年前に嫁と云う立場でありながら、女性たちの意識改革への働きを担った大上坊の『やまばと会』では、その働きを周囲の方々に認めてもらえるよう様々な取り組みをなさったそうです。当時、女性(嫁)が認めてもらうことはなかなか大変だったようです。
その取り組みの一つとして、「かいこ」を利用してコサージュを作成。販売もおこない盛況だったそうです。
この先駆的な働きは、その後も南三陸の名産の一つとして受け継がれています。

また、家がある・ないで人間関係がギクシャクとし、長年親しくしていた「友との関係が気まずくなった」「自宅は残ったけど、周囲には何もないし、誰もいない」。このような孤立感をもっておられる方は沢山いらっしゃいます。あの日がなければ、友人同士、近隣者同士で声を掛け合い互いの存在を確認しあえる豊かさの中で過ごしておられたました。
「なんでもないことが、当たり前ではなかったんだ・・失ったことでそれが解った」と仰っていました。

『あなたは大切です』というメッセージを受け取ることは、自分が体験していることを見つめる機会になります。そこで味わっている感情を知ることで、自分の本当の気持ち(本音)に気付くようです。痛みからの回復は成長の過程ですから、成長はこの気づきから始まります。
HUGハウスのスタッフは、出会った方たちと共に、成長(回復)の歩み続けています。
長さんが蓋を作ってくださいました
五右衛門風呂
(記:マドフォ)

2 件のコメント:

  1. 立派な蓋だな〜! すごい。

    返信削除
    返信
    1. ・・でしょう!40年くらい前、初めて作られた記念の作品だそうです。

      削除