2013年6月3日月曜日

荒砥拠点の始まり

 一般社団法人になったHUGハウス。

 その事務や会計はこれまで以上にやらなければいけない事が増えています。
 これまで、会計を引き受けてこられた神戸の三木さん(法人の監事でもあります)がわざわざ神戸より来てくださいました。毎週、事務と会計の仕事に来ている純子さんに法人会計のノウハウの伝授や会計の細かい指導のためです(写真左)。今日と明日にわたって時間を作っていただき、いろいろ指導していただきます。三木さん、本当に有難うございます。




 また、今日より荒砥のHUGハウスの拠点の使用が始まりました(写真右)。
 田尻畑の大雄寺も未だ貸していただけるため、しばらくは活動先によって、大雄寺と荒砥拠点を使い分けながらになります。大阪に帰られたボランティアの長さんの働きで、荒砥拠点も事務所らしくなっています(写真右下)この場所が今後の活動の拠点として大きな役割をになってくれることと思います。大家さんの遠藤さんには、スタッフで挨拶に伺いました(写真左上)。地元スタッフが自己紹介すると、「あんたは、あそこの誰々さん・・・」と、どこかで繋がっていることが分かり、大家さんも大喜びでした。拠点から出かけるだけではなく、拠点の大家さんともゆっくり時間をとって関われたらいいなと思いました。遠藤さん、これからも宜しくお願いします。



 今日の活動は、終日個別訪問を行いました。歌津地区、横山地区に別れての訪問でした。

 ある訪問先で、大事な家族の一人だった愛犬を亡くしたTさんに出会いました。愛犬が亡くなったのは、数日前・・・、使っていた犬小屋には幾つもの花がたむけられていました。「本当に、寂しくなった」と寂しそうに話すTさん、悲しみの中に居ながらも大事だった愛犬の話をしてくれていました。「犬だって、家族なんだよ、人間と同じさ・・・寂しいよ」と話すTさんは、今いろいろな思い出の中で大好きだった犬との思い出を味わっているのでしょうね。

 また、ある仮設住宅で偶然に出会った女性が教えてくれたのは、「孫が震災直後に生まれた時には、なんの感情も動かなかった・・・。心が凍っていたのかも。・・それが今になってなんだか知らないけど涙が出てきて泣いてしまう」でした。2年もたっても、まだまだ感情が止まったままの方が居る事を改めて教えてくださいました。
 凍ってしまっていた心・・、これから動き出すでしょうが、その一つ一つが大切に受け止められていき、その味わいを通して今、そしてこれからを生きる力が見つけられますようにと願いたいものです(記:宇根)


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