2013年6月9日日曜日

「臨床パストラルケア教育研究センター」全国大会での発表

  6月8日、9日は「臨床パストラルケア教育研究センター」開催の全国大会が開かれました。日頃被災地で、痛むいのち・悲しむ命に向き合いつつ寄り添っていくケア(関わり)のベースになる関わりかた(スピリチュアルケア)の教育機関で、HUGさんやおしょうさんもここで学び資格を取得してきました。現在、あきえさんもここのカリキュラムを取得中です。

 毎年、資格取得者や関心のある方々が一堂に会する全国大会が開かれますが、今年は東京での開催で「癒しと治し」のテーマでした。二日間の内容は、教育講演会・グループ討議、そして一般演題発表が盛り込まれています。ホスピスの現場、また老人施設関係者や教育関係者、教会関係者などが参加されますが、今年は100人を超える参加者に大会も盛大でした。

 大会には、以前南三陸町にcome&see研修で参加した土屋さん・松村さん・松田さんなどもも参加され(写真左)、久しぶりの出会いを喜び会いましたが、こうした出会いの場もこの大会の大きな魅力なのかもしれません。


 さて、今大会の一般演題報告、「現場からの報告」にはHUGハウスから2題の発表を行いました。一つは、あきえさんから「被災地でパストラルケアを学ぶということ」、もう一つは地元スタッフによる「被災者として痛むいのちに寄り添う」です。

 あきえさんは緊張しつつも(写真右)日頃地元スタッフと共に多くの出会いを重ねていくことで町外の自分が少しづつ話してもらえる相手に変わりつつある事を体験を交えつつ報告してくださいました。
 地元スタッフの発表は事前に収録したビデオを放映する形で行いました。「HUGハウスに入った動機」や「自分のケアを仕事する」「傾聴の難しさ」「活動を通して変化した自分」の4点に分けてスタッフがその思いを分かち合った映像を流しました。
 スタッフが被災地で生活しつつも痛むいのちに寄り添えていく人材として成長して来ている姿に参加者からは多くの評価をいただけたことは、とても大きな喜びでした。

 日頃、この地で多くの方々と出会いつつ「痛むいのち」に寄り添える人材になり、またその人材を育てていく事の大切さを再認識しながら、今後も活動を続けていきたい。そんな気持ちが更に大きくなった時間でした。(記:宇根)

 





0 件のコメント:

コメントを投稿