「カフェに出られなくてごめんね、これ差し入れ。」と、せんべい一袋を差し入れしてくださったSさん。結局、今日は5人の方と共にサプライズカフェになりました。
「とぜんだから、たばこは止められね。」
明るく振る舞われていた中に、ポロっとこぼされる一言をキャッチしました。
二年経過した今の不安を語って下さった方がありました。
始めは皆津波にあって、仲間として互いに助けあったけど、「仮設を出て行く人、家を再建できた人、そして残る人」とだんだん仲間が「バラバラ」になり、「助けあうことができなくなっている。」それによって、「やっかみまで出てきている。」と地元スタッフは付け加えます。「足並みそろえて、『復興』じゃないんだね。」
姪っ子さんとの楽しいディズニーランド旅行記を 語ってくださったKさん。 喜びを共有するのも、傾聴です。 |
それぞれの事情を、それぞれが受け止め、それぞれの方法で、歩んでいかなければいけないという現実を、また突きつけられたようでした。握りしめておけない仲間や時間、置かれた場所。だからこそ、その時々に出会った人、共にいた時、通わせた心がかけがえのないものなのかもしれません。(記:林)
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