2013年3月27日水曜日

地元スタッフの一歩一歩の歩み

日頃の活動の中でも、カフェ活動をどのように行っていけるのか、どのようなニーズがあるのか、次回のカフェをどう実施していけるのか・・・考えていかないといけない事が多くあります。

 このようなカフェの調整も、地元スッフが中心になり話し合いながら決めていくスタイルが生まれつつあります。地元スタッフから「カフェ調整やりましょう」と声かけて来るまでになってきています、頼もしく思います。
 今日も、来年度や来月のカフェの開催についてスタッフと話し合う時間を持ちました(写真左)。自分たちで考え、判断し、決めていく。こうした地道な取り組みが、地元の活動に根付いていくのではないかと考えますし、私たちが大事にしたい目指すところの一つだと考えています。
 また、午前中には、ある地元スタッフは役場に相談にも出かけました(写真右)。地元住民として日頃活動を通して感じている想いを伝えながら、行政との連携の模索についても話が出来たようです。まだまだ具体的な活動の形は見えてきませんが、既に役場に足を運ぶのは4回目。一歩一歩ではありますが、自分たちの活動・自分たちが出来る心の支援への動きに進んで歩んでいるように感じます。
 
 
  今日のカフェ活動は、戸倉地区にある波伝谷仮設住宅で行いました。畑仕事をしていた方々が手を休めて、「わざわざ来てくれているんだから・・・」とカフェに参加される姿もあり、私たちがもてなされているのかもしれない、と感じてしまいました。
 参加されたある方が、「本当に神経をやられてしまう・・・、これまでは他に何もできないほど、働くばかりだった。でも、震災以降、急に何もしなくなったし、出来なくなった」と分かち合ってくださいました。今の仮設住宅で生きる人たちの現状の一つを物語っていると思います。
 一方、仮設住宅の近くで食堂を開いていた方が再建を目指して建てているお店を見せてくださいました(写真右)。元々あった場所の側に再建するようです。明るく、素敵なお店になりそうだと感じました。不安はあるけど、何とか初めてみよう!という決意を感じました。開店したら是非立ち寄ってみたいと思います。


 夕方は、名古屋で共にスピリチュアルケアの学びをしていた小久保さん家族が訪問してくださいました。(写真左)

 被災地を忘れず、今も今後も自分たちがどのように関わって行けるかを真剣に考えている姿に力づけられました。小久保さん、またHUGハウスを訪ねてきてください。(記:宇根)

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