2013年3月26日火曜日

亡くなっても変わらない夫婦愛とグリーフの歩み

今日は、昨日に続き、朝から気温が低く、パラパラと雪が舞う寒い一日でした。

 宇根は釜石での個別対応の日。これまで出会った方々を訪問しました。中でも、釜石のみなし仮設住宅(写真左)に暮らす方には避難所からの出会いです。足が悪く部屋の中を這って移動しないといけないような様子でしたが、その方の今の力は、孫と子供達だそうです。孫のためなら、そして子供のためなら我慢もいとわない程の気持ちがあると教えてもらえました。


 地元スタッフは、一日かけて町外の南方方面に出かけ、個別訪問をしました。主に仮設及びみなし仮設に住む方々を訪問しました。たびたび訪問しても会えなかった方にも出会う事ができ、それぞれのグリーフの歩みを聴かせていただき、あたたかい心になって帰ってきました。

 その一つを紹介します。震災で流されながらも助かった家族。
その中で震災後、間もなく大切な方を亡くされた家族。「毎日10時と3時に、こうして夫と一緒にカフェをするの」と話されたその方は、毎日10時と3時に、仏壇にお菓子や果物などをお供えしたり、お花を飾ったりしながら、お茶の時間をともにしているのだそうです。この日スタッフも3時のお茶をご一緒させて頂きました。

 スタッフは、亡くなっても変わらない素敵な夫婦愛とその方らしいグリーフの歩みに触れさせて頂き、あたたかい気持ちになったようです。今日の出会いに感謝。(記:堤)

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