2013年3月25日月曜日

心の避難所を持つ


  次第に暖かくなるのかと思いきや、急に冷え出すような天気の変わりように体調を維持するのも大変なこの頃です。仮設住宅の中に作られた花壇(写真左)にも、春の到来を告げる気配は少ないですが、小さく水仙の芽が出てきていました・・・。


 先日、come&see研修に参加しながら、被災地を題材に小説を書くための取材をして帰られたTさんの、作品が出来がりました(写真右)。地元スタッフも、南三陸町の方言監修に携わってきただけに、一緒に作り上げた思いもあるかもしれません。多くの方々が愛読されることを願います。


 今日は、志津川地区の仮設住宅でのケアカフェ心香を開催しました。小さな、仮設住宅ではありますが、自治会長さんはカフェのために、わざわざ部屋を温めお湯を沸かし掃除までして待っていて下さいます。普通のお茶会ではなく、心の支援のために来ている事を、会長さんはじめ利用者の方々も理解されているため、カフェの雰囲気もゆっくり話が出来るような感じです。
 
 参加者のお一人が、「HUGハウスは、私にとっては、心の避難所です」と話してくださいました。心の中にある深いところの話が出来る事に、安心感を覚えているように見えました。その方は、近くの高台にある場所でひとりで過ごす時間が、とても心地よいと話してくださいました。自分自身としっかりと向き合いながらも、以前の自分から少しづつ、少しづつ変わっていく様子を見せていただけたようでした。
 自分の心の避難所を持つ・・・、大事な事だと感じます。HUGハウスとしても、避難所としての役割を大事に保っていきたいものです。(記:宇根)



0 件のコメント:

コメントを投稿