2013年3月15日金曜日

ストレスから学ぶースタッフ研修ー

  今日のカフェは、小森の仮設住宅で行いました。
 スタッフは、カフェに参加する人、小森の仮設住宅付近の在宅を訪問する人、他の地域を訪問する人に別れて活動を行いました。仮設住宅にボランティアで来ていた長さんも久しぶりにカフェに参加してくださいました。

カフェに参加者された方々には、それぞれスタッフが別れて向き合って話しが聴けるように配慮しました。参加者のある方は、「一杯、話を聴いてもらえた」と感想を話してくれる方と、「私は、いろいろ苦労はあったけど、今は誰にも話してくないし、話さないようにしているの」と話される方がありました。カフェが、想いを話せる時期の人と、話せない人が一緒に時間を過ごせる空間・時間を持てるようにするには難しさがありますが、今は話せなくても話したくなった時に、心許せる相手が居ること、話しても安心できる機会があることが伝われたらと思います。
 今日、未だ話したくないと感想を述べてくださった方にも、今後は個別の訪問などを通して出会いの機会を模索していきたいものです。

 別れて他の仮設住宅を訪問したスタッフが出会ったのは、父親を津波で亡くした学生とその家族でした。今度、父親の3年忌を済ませ、それを一つの区切りとして進学のためにこの被災地を離れるそうです。家族が部活で頑張っていた姿が写っていた新聞の記事(写真左)を大事そうに見せてくれました。この地を離れ進学するのは、将来自分を育ててくれた家族に恩返しをするためだと話していました。いい笑顔だね・・・、帰ってきたスタッフと共に、悲しみを抱えながらも懸命に生きる姿に秘められた力は、何だろう?と分かち合っていました。


 今日の午後には、毎月の定例のスタッフ研修会を田尻畑HUGハウスで行いました。ボランティアで合流していた あきえさんも一緒に参加して行いました。
 今回のテーマは、「ストレス」でした。今を生きている上で、ストレスはかかります。そのストレスがかかっている自分に気がつく事、自分のストレスは、どのようなストレスかを知ること。そして、そのバランスを考えてみる事等を確認し合いました。
 ストレスを抱えつつも上手にそのバランスや意識を持つことで楽に日々を過ごせる事が分かったり、過去の自分のストレスに苦しんでいた頃からの成長を確認できたのは良かったと思いました。

 最後には、何時も行っている、「出会いの記録」からの学びを今日も行いました。出会いを仲間同士で意見交換したり意見を出し合ったりするには勇気や正直さ謙虚さが必要です。未だまだ経験を積んでいく必要はあるものの、互の成長を信じ合える仲間になっていきたいものだと感じました。
地元スタッフの皆さん、ありがとうございました。(記:宇根)

0 件のコメント:

コメントを投稿