2013年8月7日水曜日

「一期一会」を生きる難しさと大事さ

 今日は、「一期一会」を生きる機会が二つもありました。

一つは、ある仮設住宅で一人暮らしをしていた男性Tさんの突然の死を思ってです。地元スタッフの一人は、何度か自室内を訪問し関わりが出来ていましたが、入院したと聞いてからはなかなか合えない状況でした。そのような時期に届いた知らせ・・・。その突然さに悲しみと驚きに大きく心揺れました。元気な頃にお会いしたのが最期。その思い出を噛み締め涙のながらの、一日となりました。
 出会える時を大事に、もう二度と会えないかもしれない位の思いで、丁寧に出会いに望む・・このことのどんなに難しいか。

このスタッフの服を自分も着るんだと・・
もうひとつの出会いは、今日ある公立病院を訪問してありました。Oさんはペインコントロールをしながらも、訪問したスタッフに決して弱音を見せようとはしませんでした。仮設住宅で出会った頃も、「津波に流されながらも生き延びたのだから決して諦めないよ私は」と話していましたが、今日も同じように前を向いて希望を手放さない姿を見せてくれていました。スタッフが来ていた服を見て、「私も、こんな服を着れるようにする」「元気になって、みんなのスカートを作ってあげるから」と話している姿の、何と力強いことか・・・。
病院を訪問するスタッフ
次の出会いを何時作れるか分かりませんが、今日スタッフが訪ねる事で、Oさんは自分らしく生きれていたのでしょう。そのような姿を生きたOさんを受け入れ訪問したスタッフ一同、良かったと感じていました。今日の、一期一会がとても大事だったと感じました。


今日は他にも歌津地区の仮設住宅を訪問しました。支援委員のお茶会をしているところへの訪問です。
 今日で、2回目。皆さん、喜んで迎えてくれる姿に、信頼関係が少しづつ生まれてきているようにも思え嬉しくなります。HUGハウスの活動への今日も持ってくださっており、「こうして話をするのは大事なんだよ・・・」と感想をいただきました。「次は、何時?」の質問に来月来ますと答えれたのは良かったと思います(記:宇根)


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