2013年8月6日火曜日

大事な「おまじない」を守り通して・・・

今日は、午前・午後とも個別訪問の日でした。

 午前中から、るみちゃん・えみちゃんは去った土曜に行われた「NPO交流会」で訪問した『つむぎの家』を再訪しました。二人とも、NPO交流会に出席しとても大きな刺激を受けたとの事でした。当日は女性としてNPOを立ち上げたり活動に尽力する姿に触れた二人は、「自分も頑張っているけど、まだまだできることがあるかもしれない」と話していました。
 日々の心のケアの学びだけでなく、被災した地域社会に生きる一人の人間としていろいろな目覚めに繋がる体験はとても貴重だと思います。



 他にも今日は志津川の老人施設への個別訪問や仮設住宅への訪問も行っています。
Kちゃんが写してくれて・・

 その出会いの中で、津波におじいちゃんを流されてしまったKちゃんとの出会いに心打たれました。Kちゃんのおじいちゃんは、津波に流されて亡くなってしまいましたが、今でもKちゃんの夢に毎日のように来てくれているそうです。毎日、夢に訪れるおじいちゃんの事をKちゃんは大好きなのでしょうね。津波に流される前に、おじいちゃんが教えてくれた「おまじない」を、寂しくなったら唱えるそうです。そうすると、寂しい気持ちがすーっと無くなっていくと嬉しそうに話してました。大事な「おまじない」は、K
ちゃんと今もおじいちゃんと結び合わせる不思議な絆のようだと感じました。

おやつを一緒に
またあるみなし仮設住宅では、震災後のストレスも大きく原因になり亡くなられた夫に、毎日おやつを出しているお母さんに出会ってきました。今日は、スタッフも一緒におやつをご馳走になったようです。美味しい・・・と夫は話している声が聞こえてきそうな程、繋がっている心を感じてきました。

 繋がりは、死を乗り越えて続くものだなと感じる一日でした
(記:宇根)






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