2013年8月19日月曜日

お盆休み明けの活動開始

今日は、朝のミーティングでスタッフの傾聴から始まりました。
それぞれの家庭での出来事や思いを分かち合いながら、お互いの今の体調、状態を確認し合いました。沈黙の時間を取って、今日の活動開始です。

昨日夏祭りを行ったという某施設を訪問させていただきました。
スタッフ4人、それぞれ違うフロアに別れて伺いました。

あるスタッフは、共同のスペースで入居者の方々が大勢いらっしゃるにも関わらず、遠くを眺め、あたかも一人でいらっしゃるかのようにたたずんでいました。声をかけ、二人の時を味わいます。
また、認知症を患っていらっしゃる方は、スタッフのことは忘れても、津波の事は忘れません。
「この津波は、みんな流してったもんね」

しばらく語られた最後は、そう締めくくられました。

別のスタッフは、以前ご自分の居室が「城だ」と話して下さった方を尋ねてみました。
状態は毎日変化します。今日は、体調不良で以前のような出会いはできませんでした。

施設の外では、昨日の夏祭りの
やぐらの片付けが行われていました。
訪問で必ず会えるとは限りません。それでも、「心を寄せていますよ」のメッセージを伝え続けるためには、尋ね続けることが必要でしょう。

昨日の夏祭りに関して、お話しされる方がいらっしゃいました。
祭りについて
「待つ時は楽しいけど、終わるとさびしい。…俺たちみたいだ。」

そんな風に語りながら、テレビの高校野球に目をやっている方に出会いました。
祭りの話と人生の流れが似ていると感じつつ、今を生きていらっしゃるこの方の今の想いを
スタッフはキャッチしました。

他に出会ったある方は、ずっと歌を歌っていらっしゃいます。きっと、昨日の夏祭りの余韻に浸っていらっしゃるのだろうと思い、声をかけてみましたが、実は参加せず、施設の中で閉じこもっていらっしゃったそうです。スタッフが気になって、声をかけますと、「歌は好きだから」と。昔の歌は楽しく口ずさめます。「明日、家に帰りたい。」帰ることができない現実と望郷の思いが交差し、スタッフの心にグッときました。

今見える現状から、見えない背景まで、とても奥深い人の生き様と今日も出会わせていただきました。

午後からは、荒砥仮事務所で初のお泊まりをされる方の為の掃除と、スタッフのパソコン教室を敢行しました。
HUGハウス スタッフは、簡単なパソコン操作ができるようになることが求められています。
そこで、スタッフ間で学習し合う時を設けようと話が出ていました。
今日は、その手始めに、電源を入れて、ワードを立ち上げ、このブログのタイトルと一文を作成する練習をしてみました。
本日のブログタイトルは、地元スタッフ、すみちゃん、けいちゃん、ゆうちゃんが考案したものです。これからの可能性が楽しみです。(記:林)
 







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