2013年8月5日月曜日

人の尊さには病も老化も勝てない・・・

ホットさろんの会場
 今日は、登米市内で自宅で生活するがん患者のための集いの場「ホットさろん」に参加してきました。

 代表の鈴木さんを始め、ボランティアや利用者の皆さんとても温かく迎えて下さい初めてでも気兼ねなく参加させてもらえて嬉しく思いました。

 参加している方々は全員、ガンを患っていました。胃がんに大腸がんにと、参加されていた方々全員が違ったガンを患っておられていました。それでも、自己紹介時には、自分はどこのガンでどういうふうに大変だったかを率直に紹介されているのには驚きました。ガンであることよりも、ガンを持った自分はどう生きたいかのほうが遥かに大事な事・・・、そのような分かち合いを皆さんがしてくれたのにとても心動かされました。
 人は例え「ガンになっても病人にはならない」という表現を聞いたことがありますが、今日集まっておられた方々は皆さん、がんになったからこそ自分らしく生き生きと生きようとされてきたのではないだろうかと思います。病は人の価値を左右しない!、そのことを生きておられる姿に人間の尊さを教えてもらったように感じます。
 今後も、継続して集いには参加させてもらいたい・・そう思います。



 日中の活動は午前・午後とも個別訪問の日でした。特に、戸倉地区方面に出かけて、多くの方々との出会いを頂いてきました。

 先日入院先から退院されたKさんが再入院された話を聴き仮設住宅の方々と一緒に心配しました・・・。

 同じ仮設住宅の年を召された方々もついつい自分に置き換えてしうまうのでしょう、「わたしたち、年寄りは『春の雪』さ」と話しておられました。意味を聞くと、「儚くとけてしまうからさ」と教えてくれました。歩んできた人生の豊かな経験と知識と知恵は若い人からすれば宝物ほどの価値があるのでしょうに・・・。
 ご本人には、歩んでこられた人生の誇りはきっとあると思います・・・、でも、周りがそうは認めきれない、そんな時代になってきているのが悲しいなと思います。

人の尊さには、病でも、老化でも勝てない・・・。きっとそうであると信じています。(記:宇根)



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