2013年8月20日火曜日

久々に志津川を尋ねて



荒砥事務所の前で
「おはようございます!」清々しいお顔で、荒砥事務所でスタッフを迎える方がありました。昨夜から来られている川崎からの訪問者、小笠原さん御夫婦です。お二人は、この荒砥仮事務所に初泊りをされました。昨夜の感想を聞いてみると、「山小屋より良かった!」との事。山登りをよくされるこのご夫婦にとって、屋根のある家は、上出来。その上、朝晩涼しく、風が気持ちの良い荒砥の一晩サバイバルは、冒険心で楽しめたようです。

元慈恵園から町をながめる
小笠原夫妻と地元スタッフ
 

さて、これまで何度か志津川を訪問されていた小笠原さん御夫婦。一年ぶりに訪れた志津川の町の事を、地元スタッフに熱心に尋ねておられました。

町ナビでは、慈恵園跡地や、さんさん商店街、三滝堂に立ち寄り、HUGハウスの現在の活動内容を分ち合いました。町の整備がまだまだ進んでいないことに心を痛められつつ、今現在仮設に住んでいらっしゃる方々を気遣っていらっしゃいました。

三滝堂の河原に下り
自然を満喫するご夫妻
小笠原さんが所属する教会は、この小さな支援団体HUGハウスに祈りと義捐金支援をしてくださっています。町の整備のような大きなことはできなくても、これからどのような支援が必要か、自分たちは何ができるのかを考えて下さっています。

現地の活動を後方で援助して下さる方々がいるというのは、励みになります。このようなつながりも、大切にしたいです。

 

 午後からの個別訪問のため、車を走らせると、町にはたくさんの喪服を着た方がいらっしゃいました。地元スタッフに尋ねてみると、志津川の町では、御先祖様の供養のためにお盆だけでなく、二十日盆、三十日盆にもお墓に出かけ、お参りされるそうです。昔ながらの習慣とは言え、家族そろって御先祖様への祈りを捧げる時は、御先祖様とのつながりと家族の絆を深める大切な時間なのかなと感じました。

 

 個別訪問では、仮設集会所に設置されてあるベンチで、お話を伺わせていただきました。お話を伺っている周りには、夏休みで家にいる幼稚園児から中学生の子どもたちが、まぜこぜになって集会場に集まり、時々一緒に遊んだり、思い思いに過ごしたりという光景が見られました。近所の方々がすれ違い様に声をかけ、目を配っている様子に、感激したのは外からきているスタッフ(筆者)です。このようなつながりはいつまでも大切にしたいなぁと思いました。(記:林)
 
 
 

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