そこで見聞きした事柄は、容易な問題ではありませんでした。
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頂いたアクリルたわし |
スタッフが心の耳を傾け、そこに聞き取れる相手の心の痛みや叫び。時として、訪ねて話を聴いていても、『ごめんなさい、その事にはわたしには何も出来ない』と思えるほどの問題に触れることはよくある事です。今日も、訪問した先で受け止めた心の叫びは、そういうものでした。たった一つとも言える楽しみの編み物であるタワシを頂きながらも、心苦しくなって帰ってきました。その方のために出来た事といえば、誰にも話せない家族間の苦しみを、しっかりと受け止めてきたこと。


志津川町内には入院できる病院がないために、隣町の病院の一角に公立志津川病院があります。志津川の町からは一時間はっかる距離にあります。入院すると、なかなか知人や友人の面会が難しくひとり寂しく闘病する事にもなりかねません。今日、訪問したHさんは仮設で骨折しリハビリの為に入院しておられました。リハビリは大変そうですが、数ヵ月後には自宅再建が待っていると嬉しそうでした。「こんな場所に来たのは辛いけど、辛抱したら家に帰れるから、頑張れる」と嬉しそうでした。
希望は、人を強くする こと、痛感します。
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訪ねてくれた会長(左)と |
(記:宇根)
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