2013年8月27日火曜日

人に繋がっていく支援を目指して

私達の支援は、「人」が基本です。

 ですから、出会った方々との出会いを大切にしながら、その出会いに隠されている意味に心打たれたり、味わったりします。
 そして、出会いは偶然ではなく必然であるとも思い出会いを続けていくように心がけています。

ですから、出会った場所が避難所で、今は仮設住宅に住んでいようとも住んでいる場所には関係なく会いに出かけます。出会った場所が仮設住宅で、今は自宅を再建して隣町に住んでいようとその状態には関係なく会いに出かけます。

 そして、出会った時は元気でも、今は老人施設に入り理解する力をあまり使わなくなったようになっても会いに出かけます。また、出会った時は、津波で流されても助かった命を懸命に生きるんだと前を向いていた方で、今病で床に伏し病院でもうすぐ最期を迎えようとしていても会いに出かけます。

住んでいる場所や状態によって関係が切れることはなく、本人や家族の希望があれば喜んで関係を続けていきたい。それがHUGハウスで大事にしている出会いなのです。


今日は病院に出かけて最後が近いかも・・・と思えるNさんと出会いに行きました。
また、仮設住宅で出会ったMさんが入居中に倒れてしまい、伏したままではないかと心配して会いに出かけました。

こうして、今後も出会いを重ねていきながら、その都度、その人との出会いを大事にしていきたいと思います。



今日は、歌津地区の仮設住宅のお茶会への訪問と志津川地区の在宅で暮らす方々への訪問に出かけました。

 歌津地区のお茶会への訪問は、何時も談話室でお茶会を開いている方々を訪ねていくものです。今日は朝一番の雨模様のために談話室内に集まっておられませんでしたが、一人の方が声をかけてくださいました。突然の訪問でしたが、喜んで迎えてくださり有難かったです。

「あんたたちが来てくれたおかげで、あたしは、地元の言葉で話がいっぱいできるようになったのさ。だから、こうして元気になっているし・・・」
「わたしは、畑に行くと、何もかも忘れられるのさ」
参加した方がたの感想です。

訪問した先で・・

 午後からも、個別の訪問を行いました。
あるスタッフは、訪問した先で相手の方の話を聴くことの難しさについて話題になり、質問も受けたようです。どうしたら、人の心を受け止めても疲れないようにできるのか?・・・と。スタッフは、自分の経験してきた事を伝えられたようですが、こうして丁寧に他の人の心を受け止める思いや方法が伝わっていけたら嬉しいなと思いました。それも、経験したスタッフの姿が刺激になって・・・(記:宇根)







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