2013年8月23日金曜日

スタッフの成長を求めてー緊張と出会いと学びー

 今日から、お盆で帰省していたHUGさんと、おしょうさんも活動に戻りました。二人の長期のお盆休みの間、あきえさんと地元スタッフが頑張りました。どんどん地元スタッフが成長し責任を持って日々の活動へ取り組めている姿を垣間見えて、とても頼もしく思いました。


 今日の午前中の活動は隣町のる老人施設へのい訪問と、米谷住宅でのカフェ開催でした。

老人施設で待っておられたHさん、訪問を喜んでおられていました。今回も、訪ねてきたメンバーを忘れないように、日記に住所と名前をちゃんと書いておられました。前回も、日記に書いておられたようです。徐々に憶えられなくなる中でも、日記に書き留めておくことで感謝を忘れないようにしようとする心に、感動を覚えます。忘れることはあっても感謝したい心は忘れたくない!と動く、Hさんの心は本当に健全だと感じました。

 今日の午後はスタッフの研修会です。何時もは、三滝堂での学びが多いスタッフ研修ですが、今日は志向を変えて、地元南三陸町で開催されている、ある会議に参加することを研修といたしました。

 その会議は、東日本大震災支援全国ネットワーク、第7回現地会議in宮城 ー人が集まり、つながり、元気になる地域づくり ーというものです。心のケアというものに直接結びつく内容より、地域づくりがメインの会議でしたが、多くの支援に触れてみる、多くの意識ある人の意見に触れ聞いてみる、そして出会いから学んでみる、そういう意味合いのもと研修として参加を企画しました。都合あって参加出来たスタッフは、るみちゃん、すみちゃん、あきえさんと、HUGさん、おしょうさんの5人でした。

 会議は、前半は幾つかの発表を聴く、というものでした。「ちょっと緊張してた」「なんだか、場違いのところにきてしまったみたいに感じた」と話していた地元スタッフでしたが、後半はグループに別れ意見交換に出て、意見を求められる頃にはすっかり場にも慣れ地元の意見を言えるくらいにまでなっていました。

会議終了後のスタッフの感想は・・・
※ 「緊張していたし、ええ、どうしてこんな場で?と思っていたけど、地元の声を聞かせて欲しいと言われてからは、できるだけ解ってもらえるように思って話が出来て良かった」
※ 「何人かの人と話ができたし、いろいろな人と会えたのは刺激になったし、活動について説明できたのは良かった」
と話してくれていました。
 地元スタッフにとっては、初めての経験だったようですが、その顔には自信が満ちているようでしたし、会議に参加できた満足も感じているようでした。

 会議の中で多くの意見が出ていましたが、大事なテーマは、如何に地域の人材と共に・・如何に地元人材を育成できるか・・・があったようです。HUGハウスも、スタッフの養成には力を入れていますが、日々の傾聴やケアの学びだけではなく、こうした集まりに出席する事で刺激を受けたり自信をつけたりする事も大事な育成だと考えています。

 最後に、HUGハウスの名刺をもって名刺交換をしているスタッフの姿を見ていると、とても嬉しくなります。コツコツとでも着実に成長していくスタッフの姿が、そこにはありましたから・・・。みなさん、ご苦労様でした。(記:宇根)

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