2013年8月21日水曜日

小さな変化も大きな喜び



朝のミーティング
寝そべる猫 於 大雄寺
夏の暑さもお盆を過ぎれば、秋の香りを漂わせます。大雄寺の猫も地面に寝そべっていられるくらい、朝と夕方には涼しさを感じました。今朝のミーティングは、久しぶりに大雄寺を貸していただき始まりました。静寂とどっしりと構えるお堂の雰囲気は、スタッフが傾聴活動のモードに切り替えられる、良い環境です。

 

 さて、午前中は歌津方面の仮設を個別訪問しました。

以前カフェでお会いした方々でも、数カ月お会いしないと、様々な体調の変化がありもうカフェにすら出られない状態の方もあることを耳にしました。どんな状態にあっても、最後までその人らしく生きられるよう願うばかりです。

あるスタッフは、一人暮らしの方を訪問させていただきました。先日、伊里前の商店街では夏祭りや花火大会があったそうで、あまりの人だかりに仮設住宅のベランダから賑わいを見ていたそうです。又、テレビカメラも入り、この方の家の中を映していかれたようで、「もう十分」と頭を抱えていらっしゃる様子が印象的でした。応援のための活動や支援を募るための現状調査といったことが、時に当事者を疲れさせてしまうということは、意識しなければならないなと感じました。それでも、この方は外から来る人を寛容に受け入れて下さいます。震災によるもの、そうでないものなど御自分の抱える様々な痛みを引き受けつつ、外の方を受け入れようと心を開かれる姿勢に、これからの道が大きく開かれる可能性を感じました。

 
仮設のアイドル 
近所の子供たちが集まって
一緒に遊んでいた。

午後は、志津川と横山方面の仮設を訪問しました。

新しい出会い、継続している出会いがありました。特に継続して関わらせていただいている方の小さな良い方への変化を発見した地元スタッフは、かえって大きな喜びをいただきました。どの方も最終的には自分の中に生きる力がある、問題に立ち向かい、超えていけるというスタンスで向き合わせていただきます。出会った方が、自分を取り戻されたり、生き生きとされていくと、スタッフにも大きな喜びがあります。(記:林)

 

 

 
 

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