2013年2月8日金曜日

ケアカフェから生まれる新しい集い

 「HUGハウスが来るときには、集会室も開けて待っているし、心の扉も開けて待っているから」

 こんな嬉しい言葉を掛けてくださったのは、今日のケアカフェ実施先の米谷みなし仮設住宅の住人のMさんでした。
 路面もカチカチに凍ている中(写真左)カフェオープンと共に参加した、Mさんは今日もカフェの間、ずっと思いの丈を吐き出していきました。「沢山の重荷を背負っているの・・・背負っている重荷を下ろすこともできない・・」と話すMさん。ただただ、しっかりとその訴えを聴くこと、その思いの中に含まれる悲しみと苦しみを、ちゃんとそのまま受けとめること・・・、Mさんの話しの間は聴くほうの姿勢そのものが問われてくるのを感じました。
 下ろせないと考えていた重荷が、一つ一つほどけていき背負うべきもの、解決すべきもの、他に担いあえる家族と共に担うもの・・・そうやって分けて行くことへの気づきの時間になれたらと思います。

 
  カフェは自主的な形に移行していきたいとの提案を以前からしていましたが、参加者の皆さんも少しづつ慣れてきたようで、お茶やコーヒーはセルフサービスにして頂いています。「かえって、この(セルフ)ほうが気楽だよ」との声も。

 他にも、今日は住宅に住む方々で行う自主的な集まりについて、皆で話しあう機会も作ってみました(写真上左)。
 その中で、現在の月1回(ケアカフェの日)だけではなく、他にも集会室を開けて誰でもが参加出来る集いをもちたいという希望を確認できました。そこで、準備や声掛け等のために心香サポーター役に4人の方がなり、HUGハウスからもスタッフが参加するという形で、「月にもう1回、集まりましょう」ということになりました。「今度は何を作ってこようかしら」と、早速嬉しそうに互いに話しも出てきていました。
 この住宅でケアカフェを半年以上続け、参加者が少しづつ元気になり変わってきた姿に嬉しさを覚えると共に、今度は自分たちで集まりながら互の親交を深めて支え合える関係作りへと進んで行こうとする姿にエールを送りたいと思います。(記:宇根)


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