2013年2月27日水曜日

日向ぼっこのようなお茶っこ

cme&see研修に参加していたシスター二人は、今日は岩手県の大船渡ベースキャンプを訪問しました。途中、陸前高田の町の様子も見ながらの移動・・・。どこまでも続く津波の影響に胸が痛くなる思いに駆られました。大船渡ベースキャンプでは、ベース長のハルノコーさんが迎えてくれました。二人のシスターもハルノコーさんとは面識があり懐かしく嬉しい再会になったようです。

今日でcome&see研修の最終日でした。参加していたフィリッピン人のシスターが、「私の国では毎年、台風で沢山の家が流され沢山の人が死にます・・でもその後の支援は恵まれていません。でも、ここの日本の支援は恵まれているとも感じ複雑です・・・私はここを忘れません、私には何が出来るか考えさせられる貴重な時でした」と感想を分かち合ってくださいました。この地に来た自分は何が出来るのか、この地を忘れない事を生きるのはどうしたらいいのか? この課題に向き合いながら被災地で出会った方々を忘れないで繋がって行って欲しいと願います。(記:宇根)


 一方、スタッフは、歌津地区の名足仮設を訪問しました。第1回目からの長いお付き合いであるHさん(写真左)は「今日はHUGハウスの来る日だから、仕事を休んで楽しみにして待っていたよ。」と分かち合って下さり、つながりを大切にしてくださっている思いが伝わってきてとても嬉しかったです。感謝です。

ここは、住民主体の毎週水曜日の集いを絶やすことなく続けてきたコミュニティーです。すでに家を建て引越しした方もいれば、町外に移って行った方も、またまもなく引越しするの。と淋しくてウルウルする方も居られ、あたたかいつながりで支え合っていたことがわかります。「引越ししても、娘が水曜日にはここに連れてきてくれるの。」という話も聴かせていただきました。日向ぼっこのようなお茶っこがこれからも続いていき、人々の支えになれば嬉しいです。(記:堤)

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