2013年2月1日金曜日

人の心の力に触れて

(写真左)「 私はもう90歳にもなってしまう、頭の回転が悪くなってきてね。干支は、きつね年さ(ハハハハ)」と仮設住宅の中では、高齢のCさんが笑う笑顔、そのCさんに優しく声かけるTさん。二人のやりとりを見聞きするだけで、心が和みます。また、(写真右)「私たちは、ここで老人会をやっているのよ・・・(ハハハハ)」と仲良く日向ぼっこをしている4人の女性の皆さんの暖かさに、ふっと心休む感じもします。
 仮設住宅に暮らす方々と共に、このような時間をいただけるのは有難いものです。苦悩や悲しみに向き合っても前を向こうとする人の力を感じさせられます・・・、ケアカフェを終えて帰る前に写したものですが、この写真のような笑顔が続いていくためにも、一人ひとりが自分を大切に自分らしく生きていけたらと思います。


 今日は、歌津地区にある港仮設住宅(写真左)でのケアカフェ開催の日。気温も10度近くまであがり暖かい日でした。

 カフェは二つのテーブルをはさんで、参加者がじっくり話が出来る雰囲気を作り行いました。
 ある女性は、歌も話も踊りも大好きだと話してください元気で明るいお母さんのイメージでした。ですが、話を聴いていく内に、大変な苦労を背負っているのを教えてくださいました。そして、その苦悩が大きすぎるから、「こうして元気にしているし歌や踊りもするの」だとか・・・、
 その背負う苦悩は、誰にも変わって背負えるもではありません、その方のもの・・・。だからこそ自分で背負い続け生き続けるためにも、心を崩さない方法として外に出て元気に明るく振舞って心のバランスを保っていると意識しているその方は、強いなと思いました。
 人の心には、防衛機制という働きがあります。心を保ち健全に生きていくためにとても大切な不思議な人の心の力です。この力の力をバランスよく意識して使える姿を学びました、Mさんありがとうございました。


 午後の個別訪問は、津波の被害を受けず住宅が残っている地区に出向きました。以前から、出会いを求めていた方との出会いがありました・・・、まだまだ家から出ていけないほど心は苦しいようです。この出会いが、その方にとってどのような力になっていけるか・・・、今後も地元スタッフ共々模索していきたいものです。(記:宇根)




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