
Kさんは、震災当時に一緒に居た大の親友が家に何かを取りに行ったまま未だに見つからない。ずっと探して回っても見つからず、寂しくて苦しんだ事を分かち合ってくださいました。サヨナラを言えないまま別れた思いは、苦しくて苦しくて例えようがなかったようです・・。それでも、そんな苦しみ寂しい状況からも、Kさんは変わってきていました。
その思いを少しずつ変えてきた力、それは「もう、帰ってこないんだよ」、自分自身で付けようとした踏ん切りなのでしょう。誰かが付けるのではなく、自分自身で付ける、ひとつの区切り・・・。Kさんは、踏ん切りを付けられるようになるまでには、残った友人たちとAちゃんの思い出を存分に話していたからだと語っていました。思いを語り合った友人たちの存在、そして時間・・・別れの悲しみを癒す為に必要な大切なものが何かを教えてくれる、今日の個別訪問での出会いでした。

住人が自発的に開くカフェの形を参加者と一緒に模索しながら開くカフェで、今日で2回目。前回、同様に雪の降りしきる中での開催でしたが、新しく参加した方も入れて4人の参加がありました。参加者が、マイカップを持参したり自分たちで声かけあったりといろいろ工夫をしていました。今日は、心のケアのミニ学習も皆で確認する時間(写真下左)も持つことが出来ました。
この形のカフェを今月、あと1回(計3回)開く予定にしています。

今後も、無理なく長続きできるような形を参加者同士で話し合っていけたらと願います(記:宇根)
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