2013年10月17日木曜日

他者を活かす言葉、他者を活かす心

台風一過で晴天
昨日までの台風が過ぎ去った南三陸町は綺麗に晴れ上がっていました。

未だ高波が押し寄せる荒砥の港
それでも、台風がもたらした雨によって地盤沈下した町は、日中でも冠水したままでした。取り壊しが決まった防災センター前も、数十センチも海水が溜まっている状態でした。震災の傷跡に貯まる雨水と海水を見ていると、震災によって生じた心の傷が癒えないまま瘡蓋が出来てしまっているようにも思えて、複雑な心境でした。
 仮設住宅や自宅で暮らす地元スタッフは全員無事だったので安心です。
 台風で被害を受けられた多くの方々に早い復帰を心より願っています。


今日は、終日個別訪問とcome&see研修でした。

 個別訪問では、歌津地区の仮設住宅と志津川地区の仮設住宅を訪問しました。

地元スタッフのメッセージから・・・
★「台風一過の青空の中、歌津地区の仮設を訪問しました。
そこで出会った方は、嫁いだ頃実家に何度か逃げ帰ってしまった経験を話してくださいました。私達は全員嫁の立場、色々な思いを胸に耳を傾けます。ある時、お坊さんに言われた言葉で嫁ぎ先でふんばる事を決心されたと言います「前を向いて…」人生の機転となる言葉はあるのですね…。私もアンテナを高くし、心に残る言葉のギフトをキャッチ出来たらうれしい。良い出会いの今日に感謝したいと思います。」


今日から、come&see研修に、東京から「たかちゃん」と「のりちゃん」が参加されました。「たかちゃん」は、昨年に研修に参加され今回で2回目になります。
come&see研修のお二人(中央)
★今日のcome&see研修の活動の報告は、町ナビを担当した地元スタッフのメッセージから・・・
施設があった場所から町を・・
「今日は一年前に出会った方がもう一度被災地を訪れてくれました。嬉しい再開です。
町ナビをしてるうちに去年建ってた建物の変化や町の中の地盤沈下などを改めて感じ取りました。
 今日訪れてくれた方は、私達自身の生活の事や町の復興の遅さに親身になって心配して下さいました。町ナビは町を見て廻るだけでなく車の中でのふとした会話も含めてとても大切な時間だと思います。私には今日の出会いがとても大きな力になりました。」(るみちゃん)







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