2013年9月9日月曜日

交わした約束を守るー相手を大事にする思いー

ケアカフェの風景
 2週間に出会ったあるお父さんとの出会いは、偶然と思われました。

さくらんぼの木
その出会いは、地元スタッフが訪れた、ある地域の集会室の前のテントの中でありました。偶然に、そのテントを訪れていた男性と話をしていく内に男性が、趣味で工作をしており、さくらんぼの木を作っている事を聞きました。地元スタッフが、ケアカフェ心香の開催を集会室で行うことを伝えると、男性はさくらんぼの木を作り上げてくること、その木を集会室内に飾っておくことを約束してくれました。


 あれから、2週間・・・、今日はその集会室内でのカフェの日。集会室に到着すると男性が待っていてくれました。しかも、手作りのさくらんぼの木を作り上げ集会室内に飾って待っていてくれたのです。男性は、「約束していたから」と話くれていました。2週間前の偶然と思える出会いの中で交わした約束・・・、しかも小さなひとつの約束・・・。それでも、そのお父さんにとっては大切な守るべき価値だったようです。「木を作り上げる際に一番苦労したのは木の幹さ・・・なーに、こうしていろいろ作っているだけで、いたずらだよ」と話していました。
 交わした約束を当たり前のように守る姿。交わした思いを大事にしようとする思い・・・、心打たれました。じk元スタッフも大事にされている思いを味わったようです、ありがとうございました。

 今日のカフェには9人の参加がありました。大きな地域なのでこれまでカフェに参加していない班もあったようです。ある班の班長さんが参加されていました。HUGハウスの活動を聞いて、自分が班をまとめるのに苦労している思いを分かち合ってくださり、地元スタッフの一人から相手の話を聴く事の大切さを学んでおられました。通信を手にしながら、「私も今度話を聴けるようになってみたい」と。聴く事の大事さ・尊いさが伝わっていくようです。


サロンの
午後は、個別訪問と登米市内で行われている「ホットさろん登米」への参加を行いました。このホットさろん登米は、自宅でガンと向き合う方とそのご家族の方々を対象にし、一人で悩まない・誰かに話を聴いてもらい、互いに支えあおうという趣旨のサロンです。
今日は、地元スタッフの2人も参加してきました。サロン参加者は互いに自分の闘病について語りあったり、苦しい中から何を力にして乗り越えてきたのか等を分かち合っていました。時には全体で歌ったり笑ったりしながらのサロンでした。
 日頃、HUGハウスで行っているカフェとは違う感じでしたが、ガンという治らない病を持った苦しみ叫びはあるものの、それぞれが自分らしく生きようとする思いを持った方々の傍に居させてもらえるのは大きな学びになり刺激になると思いました。今後も可能な限り参加させて戴きたいと願っています。(記:宇根)




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