2013年9月11日水曜日

もうこの先を考えないようにしている・・・

津波被害者の供養のため
「葬式を挙げるだけではなく、今を生きる人たちが懸命に生きられるように手伝うのが本来の仏教だと思う・・・自分は、そういう仏教を大切にしたい・・・」

お寺の墓からの眺め
こう話してくださったのは、志津川町内にあるお寺の和尚さんでした。今日は、お寺を訪問し和尚さんと合いいろいろな話を伺ってきました。和尚さんの強い信念が伝わってくるようでした。家族とお寺の一部を流され、ご自身も苦しい経験をもちながらの生活です。それでも、お寺の中は綺麗に整えられ、お墓もゴミひとつ落ちていないほど綺麗にされていました。お寺のある地区の住民も次第に減っていく中でも、何とか暮らしを立てている姿に感銘を覚えました。

それでも、和尚さんが「これから先の事を考えてしまうと、気が狂ってしまいそう・・・だから、もう考えるのはしないようにしている」とこぼされた思いに含まれる苦悩は、測り難いものに感じました。「これからは、こころのケアが大事になってくるよ」と話される和尚さんと、今後も繋がっていきたいものです。

活動を終えた地元スタッフ
今日は、地元スタッフはすみちゃんとゆうちゃん。
二人は、役場に相談に出かけていきました。今後、HUGハウスとして仮設でのカフェだけでなく、多くの人が集まり必要性の高い場所での、移動ケアカフェを開きたいと考えています。今日は、その相談に役場に二人は出かけていきました。

会計のじゅんこさんも地元
地元の人間が地元の必要性のために活動をしたいという思いを届け、その開催に向けて進めていく・・・、この作業はとても大切だ感じます。町の今後のために意識ある住人が増えていく事が復興への大きな一歩になると思うからです。

 今日の、役場での相談によって、幾つかの可能性が見えてきました。お二人の今日の努力に敬服です。この可能性を今後も検討し移動ケアカフェの開催を目指していきたいものです。(記:宇根)





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