亡くなられたご主人が育てた植木を 今でも大事に育てていらっしゃる方 との出会いで一枚。 |
今日は快晴で気温もぐんと上がり、半そででよいくらいの日差しがありました。仮設にお住まいの皆様が外で日向ぼっこをしたくなるようなお天気です。
朝からHUGさんとおしょうさんは法人手続きや新拠点の整備、他のスタッフは終日個別訪問に出かけました。
ケアカフェはほぼ二カ月に一度のペースで行われていますが、再びお会いする時にはスタッフの顔がおぼろげになってしまう方は少なくないかもしれません。しかし今日訪問させていただいた方は違いました。
5月連休以来の訪問でしたが、首を長くして待っていて下さっていました。そこには事情があります。体が思うように動かず、自由に外出できないのです。だから訪問者の来訪がとても楽しみなのです。
会話を終えてしばらく「被災跡」の 志津川を眺めるAさんとスタッフ |
「よく来たね~」
その声は喜びの声と共に、苦悩の声でもありました。人の世話にならなければいけない今の体は、家族関係にまで影響してしまいます。
地元スタッフは丁寧に耳を傾けました。彼女にとって問題解決にはならないかもしれませんが、不満やストレスを言ってもよい存在がいるのだという認識と信頼で、日々の「生きる」の選択の励ましになればよいなと願っています。
老人施設の訪問をしたスタッフは、以前お会いした方々と再び共に過ごしました。「震災によって全てが変わってしまった・・・」と語られたTさんから若いスタッフに人生哲学をいただきました。
「人生には、『これで良いってことはない』ということと、『これだからよかった』ということがあるんだね~」
様々な事にあてはめて考えられるこの言葉を、「傾聴」に掛けてみるならば、その心は、HUGさんの言われる「一期一会」でしょうか。(記:林)
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