2013年5月8日水曜日

置かれた状況の中で希望を見出す

ゴールデンウェークが終わり、ハグハウスの活動も再開しました。

本日午前中は入谷方面に出かけました。
何回か繰り返し出会い知り合った仲でも、日々変化する体調や思いによって、返される言葉が違います。「外には行けない、しゃべれないし・・・」とおっしゃる方も。しかし、「会いに来ただけですよ。」とお声をかけると、堰を切ったようにお話しされました。
体の調子や人間関係などで自分の置かれた「つらさ」に希望がもてるかどうか、混沌とした感じを生きていらっしゃる方の傍に座る、訴えを聞かせていただく。これが、生きるための何かの力になればいいなと思いながら、その場を後にしました。

また、震災によって家族が別々の場所で暮らさなければならなくなってしまいましたが、新しい家を建てること、特に自分の希望をその計画の中に入れてもらえることで、腑に落としながら暮らしていらっしゃるなぁという方のお話しも伺えました。辛さ、寂しさを抱えながら、置かれた状況の中で希望を見出されているようでした。

午後からは、皆が分かれ事務仕事や活動拠点のリサーチ、個別訪問などを行いました。
特に個別訪問で伺った方は、久しぶりにゆっくりした時間を共に過ごすことができ、「やっぱり個別もいいものね」と言われました。

多くを語らなくても、また内情を詳しく説明しなくても、ゆっくりその方が自分の心に耳を傾ける時間、それを傍で聞いてくれる人がいるという時間、これが個別訪問の「時」と「出会い」だと思います。(記:林)

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