2013年1月16日水曜日

ワンポイント学習の感想in小森

 今日の活動は、志津川地区の小森仮設住宅でのカフェ開催でした。足元の雪が未だ残り、凍結しているために参加が出来なかった方もおられましたが、初めての方を含み8人の方々が集まってくださいました。「この集まり、ずっと楽しみに待っていたのよ」と嬉しそうに話してくださる姿は、ほんとうに力になります。


 今日は、初めての方の参加もあったので、再度「心のケアのワンポイント学習」を行いました(写真左) 学習の終了後に、参加者Tさんからは、「わたしは、この『沈黙』と『傾聴』っていうものが出来ないんだよ・・・人の話を聴けないの」という感想が一つありました。互いに互いの思いを丁寧に聴き合える関係は難しいものです。ですが、自分は出来ない事を自覚すれば出来ない自分とは違ってくるかもしれません。
また、Sさんは、「このように噂話をしない、人の悪口は言わない、なんて言う事は家族でも大事だと想う、家族でしっかりと 出来ないといけないよ」という感想もありました。頭で分かるということだけではなく、実際に生きることをして行くことで身につくのでしょう。感想を分かち当てくださったTさん、Sさんありがとうございました。こういう小さな学びを地道に続けていくことで、皆さん地域同士の支え合いを考える機会になっていくことを期待したいものです。
 終了前のHUGには、「私たち地元住民同士もやりましょう・・・」と参加者より声があがり、参加した皆さんどうしが互いにHUGしあいました(写真右) 


午後には、近くの仮設住宅を個別に訪問しました。一人暮らしのHさんは、「自分が死んでしまって見つかりは玄関を開けてて誰かが入れるようにしているほうがいい」と話しながら、訪ねてきたスタッフが心のケアでと 紹介すると「わたし、そういうのを待っていた」と喜んで迎ええ入れ沢山を思いを分かち合って下さり、「喉までたまっていた思い、吐き出せてこんだけスペースが出来て(胸まで)、すっきりした」と話していました。訪問したスタッフには、良き学びにもなったようです。
 そのHさんが、もうひとりの一人暮らしの方を紹介して下さり訪ねると、津波のショックで両足が曲がってしまい歩けなくなったといことです。「私みたいな人は多いから、是非多くの人に知ってもらって・・」と写真に載せる事を希望されました・・・、Hさんの苦悩が伝わるようです。Hさん、ありがとうございます。心の痛みだけでなく、体の苦悩からも解放されますようにと願います。(記;宇根)

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