2013年1月30日水曜日

支援活動を地元の活動へ~役場への相談~


今日は戸倉地区の「自然の家仮設住宅」でのケアカフェ開催と個別訪問の日でした。 カフェを開きながら、カフェには参加できない方々を訪問する班に分かれて始まりましたが・・・、
 
 カフェの開始時間になっても初めは集会室にはスタッフだけ(写真左)という状態・・・、何時ものように仮設内を声かけして回ると(写真下左)、寒風吹き荒れる中自室から出られる方が少ない事、ワカメ漁の開始で不在が多かった事、インフルエンザや体調を崩している方が多い事、等など要因は幾つもあるのが分かりました。コミュニティーつくりや話しが出来る場、そしてケアを受けられる場所作り等の必要性は分かっていても、それを現実にしていくためには沢山のハードルがあるという、これが現実だと思います・・・。
 
 しばらくすると、4人のの参加がありましたが、参加者の方と話をして行くうちに、「集会室を使って集まりたいけど自分たちだけでは集まれない・・・」「やっぱり、なんとか集まって話しをしたり聴いたりする場所や、何かをするような事もしたい」という声をいただきました。
 現在、この仮設でのカフェ実施は二ヶ月に一度の頻度になっていますが、コミュニティー作りへの手伝い・引きこもり防止のために、もう少し頻度を上げて協力する事も大切だと考えました。そこで、今後は自治会長と相談し可能な範囲で集会室を借りて開き、集まれる機会作りを手伝う事を考えてみたいと思います。幸い住人の中で、準備や声かけ等の手伝いをしてくださる方(「心香サポーター」)を引き受ける方もおられましたので、その方と一緒に小さいな集いからでも始められないかと検討したいと思います。このカフェのひとつの形が、自主的な集まりへと繋がりながら、互いに心を支え合えるコミュニティーへと進む力になれればと期待したいものです。

 一方、カフェと同時に、スタッフの半分は個別訪問を行いました。コーヒーデリバリーを行ったスタッフも。デリバリーのひとつでは、「自然の家かあちゃんクラブ」(SKC)の皆さんが手芸を行っている部屋を訪れました。以前から、多くの作品を手がけているメンバーは今日も一生懸命に作品作りに励んでおられ出来上がった作品は、とても素敵なものばかりでした。ほんとうに、メンバーの皆さんの努力に頭が下がります。


 午後は、地元スタッフのるみちゃん・ようちゃん・えみちゃんは役場に・・・。今、行っている活動が町の大事な取り組みになることを説明しつつ、必要な事業として支援を頂く可能性を探すのが目的でした。対応してくださった職員は、地元住民であるスタッフが行っている活動を真摯に評価して下さり、支援を受ける方法を丁寧に教えてくださいました。スタッフたちも大喜びでした、緊張の中、3人で力と知恵を合わせて頑張れたようです・・・、
 以前も、地元スタッフのすみちゃん・ゆうちゃんが役場への援助金申請の相談に行き頑張りましたが、また今日のようにも、この町の住人が自分たちの町のために心のケアが必要で、その活動を続けてくために住民が行動する事もとても大切だと感じます。地元住人が必要だと声を挙げ進んでいく動きが更に大きくなるように、願います。(記:宇根)


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