2013年1月8日火曜日

「話せない事がある」という事を話せる力

 今日から、come&see研修で、リピーターの荒さん、ハルさんが活動をともにされました(写真右)。お二人とも、何度も活動に参加されているため、南三陸町の方々との繋がりもあり、それぞれが知り合いになった方々を訪問する事もしていました。
 繋がりを忘れずに生きていける人が居る事が、出会った方々の力になって来ることを願っています。
 今日は、志津川地区にある荒砥の平貝仮設住宅でのカフェを行いました。周知がうまくいかず集まりが遅くなりましたが、世話人や皆さんが声かけも手伝って下さり参加者は11人になりました。

 今年は、カフェをセルフ方式で行い、スタッフも分かれて集会室に来れないような方々を個別で回るようなスタイルを試してみる事を初めに説明(写真右)。集会室に来られた方々だけでなく、カフェにはこれない方々との出会いも求めて出向いていきました。個別の訪問先は、4件でした。

カフェに参加された方々の中におられた男性は、カフェを楽しみにしていたようすで、何がよいと感じているかをお聞きすると『沢山の人たちと出会うのが、いいんだよ。人と話をしたりするのが力』と教えてくださいました。話を力に変えて喜ばれるTさんの笑顔に、人と人との出会いの豊かさを考えさせられました。また、Tさんに会いたくなります。最後に皆で今年初めてのカフェの記念を皆さんで撮らせてもらいました。


 今日の個別訪問の出会いの中で、考えさせられたことがります。
ある地元スタッフが出会った方が、沢山の思いを分かち合った後に、『本当に苦しいことがあったの・・でもね、それは今は言えないの』と話されました。話すことさえも今は出来ない程の苦しいこと・・・本人が話さないならばその内容までは解りませんが、話せない程の苦しみを背負っている事を分かち合ってくださったこと自体が、その方にとって大きな支え・力になると、いいなと思いました。
 話せないことがあっても、「話せないことがあるという事を分かち合える人」が居る事は大切なのこと・・・(記:宇根)

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