2013年1月23日水曜日

「心香サポーター」(仮称)を募る

 今日は、スタッフは2つに別れ、歌津地区の伊里前仮設住宅への訪問と戸倉地区の波伝谷仮設住宅でのカフェ開催を行いました。

 伊里前仮設住宅を訪れた、すみちゃんとけいちゃんは、集会室でお茶会(写真左)を開いていた住人の方々に喜んで迎え入れて頂きました。何時もは、HUGハウスが開くケアカフェに皆さんが参加する形ですが、今日は反対にもてなしてもらいました。集会室に来られている方々との出会い以外にも、個別での訪問も行いました。仮設暮らし1年半経つ今だからこそ悩める思いを分かち合ってもらえました。コミュニティーを生きる事の難しさは本当に大変なようです。

 一方、他のスタッフで訪れた波伝谷仮設住宅の近くの港で、牡蠣むきの仕事が始まっており、住人の多くの方々が仕事に出かけて留守でした。この時期は、しばらく牡蠣むきの仕事が続くらしく、自室に残っておられる方は少ないようです。カフェ(写真左) には7人の方が集ってくださいました。 小さい机を出して分かれて座り、できる限り一人一人の話を聴ける空間を作りたいのですが、こうも寒いとひとつの炬燵に皆が寄って来てしまします・・今日は、皆で思いを語る時間になりました。


 今日は、カフェの開催時に手助けをしてくださる方をお願いしたところ、ひとりの方が快諾してくださいました。これまで、スタッフが準備をしてきましたが、仮設内で地元住人が協働してくださるようになっていけるのは、今後に向けて大事な方向だと考えます。しかも、カフェの準備をするだけでなく、心のケアへの関心をもって一緒に関わりを繋いでくださるのも期待したいと思います。HUGハウスの「心香サポーター」とでも言いましょうか・・・、今後、カフェを実施している他の仮説住宅でも呼びかけて行きたいと考えています。


 午後は、地元スタッフで2月のカフェ調整を行いました。来月も、約12箇所近くの仮設住宅でのカフェを予定に入れる事が出来ました。今日のカフェでも初めての方との出会いがありましたが、まだまだ出会いを待っている方々、思いを受け止めてもらいたいと願っている方々が多くおられる事を思いつつ2月に向けて進んでいきたいと思いました。

 また午後に別の地元スタッフは、あるみなし仮設住宅を訪問しました。スタッフが、正月以来初めての訪問者だったそうです・・・、自分は一人ではないんだ、自分は大事にされているんだ、という体験を町の住人同士が伝えあえたら良いだろうと思いました。

 また、昨年come&see研修に参加した高野山大学の先生が、HUGハウスでの研修内容を学報に載せてくださいました。その学報を送ってくださり、今日はスタッフ皆で懐かしく思い出を語りながら読ませていただきました(写真上左)。ふじちゃん(筆者の先生の通称)、素敵な記事を有難うございました。また、出会えるのを楽しみにしています。(記:宇根)

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