2013年1月17日木曜日

心のケアの役割を生きる

 今日 は、山の神平仮設住宅の、一般住宅と福祉仮設住宅で同時にカフェを開きました。この仮設住宅では、スタッフは2グループに分かれて、それぞれにカフェを行います。

今日の一般住宅(写真上左右)で、カフェに入った地元スタッフによると、世話人から「心のケアの役割の人が来たから、ちゃんと話をきいてもらったらいいよ」と、隣の方を促したようです。その後、カフェはある方の悩みを皆で聴き、それぞれに思い思いを分かち合う時間となりました。ここのカフェでも、何度か「ワンポイント学習」の機会を作ってきましたが、少しづつでも「心を意識し、互いに相手の想いを大事にする」事が増えていけると嬉しいですね。


  一方の福祉仮設住宅(写真下左右)では、職員に今後のカフェのあり方を相談しました。楽しみになっているので、是非カフェで訪問を続けて欲しいという願いを確認できました。この評価は、一番現地スタッフには嬉しいものでしょう。何度も続けてきたことで、認めてもらえたという この評価を力に、更に自分たちが出来る訪問の活動と出会いを充実させていけるように研鑽していけると良いなと思います。カフェでは、参加者はそれぞれにスタッフや利用者同士で楽しい時間・有意義な時間・津波で流されてしまった家族を思い出す時間・・・を過ごせたようです。「あんたらのような、こころに触れる人が、来てくれるのは嬉しい」という感想もありがたいもでした。

 今日は、昨年秋にカフェで出会った方が、病が重くなりカフェ以来まったく外にも出られなくなり入院をしたと聞きました。カフェが最後の外出となったようでした。病の重さから、旅立ちが近いのを感じます・・・。
 スタッフ皆で、その方の方を思い出しています。どうか、苦しい状況の中でも、最後まで自分らしくを生きられますようにと、心を併せて願いたいと思います(記:宇根)

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