2013年1月15日火曜日

地元住人の活動になっていくためにも

今日の南三陸町は昨日から降り続けた雪が積もり真っ白な世界。積雪は、志津川でも20センチはあったでしょうか・・。
 HUGハウス三滝堂(写真左)では、積雪は40センチ近くにもなり雪かきで一苦労でした。既に裏の川も凍っていますが、お向かいさんが、「まだまだだべ・・全部凍るまで寒ぐなるから」との事でした。厳しい寒さの中で、生きるすべを学ぶ必要を痛切に感じています。HUGハウス田尻畑(写真右)も雪化粧。水道管も凍結して破裂してしまったり裂けたりと・・大家さん及川さんに世話になりっぱなしです。及川さん、ありがとうございます。

 午前中は、地元スタッフのすみちゃん・ゆうちゃんは、来年度の活動に向けて地元の助成金をインターネットで調べ町役場に申請の相談に出かけました。
 
 これからの活動を地元の人間が必要と感じ、自分たちの手で根付かせていくために自分たちが動くという事 には、大きな意味があると考えます。地元の住人のために活動を継続させたいという願い、多くの住人の痛む命に寄り添う活動を広めたいという願いを、直接自分たちが訴えていく取り組みの一つでしょう。二人は、相談窓口で自分たちが開放された経験や癒されている経験を懸命に伝えてきたそうです・・・、お二人共、なれない役場での相談 本当にご苦労様でした。助成金が得られるのかは別としても、このような取り組みは、今後の活動のためには必須だと感じます。

また、午前中は町の社会福祉協議会に通信を届けつつ挨拶を兼ねて訪問いたしました。「物資や何かのモノより、今後は心のケアが必要になってくる・・、みんな将来が見えなくて不安なんだよ、是非 HUGハウスもよろしくお願い・・」という話を頂き、今後とも協力・連携を続けていく事を確認できた機会になったと思います。また保健福祉課にも通信を届けつつ、活動紹介しながら連携や協同の意向を伝えてくる事がで出来たのも、今後の活動を見据えていく上で尊い時間だったと思います。

午後には、個別訪問を行いました。相談員の訪問が減ってしまうのではないかという不安を抱いている方でした・・。狭い部屋の中で移動もままならないような空間にじっと一人でいる姿には、心痛むものでした。それでも、「我慢が大事」と話していたその方は、風邪をひいた事さえ家族には言わずに我慢していたとのこと。この地に住まい我慢を価値として生きてきた過去の生活が如何に大変だったか、思い知らされるような出会いでした。
 我慢するという身にしみた価値が、その方をイキイキさせ自己実現へと至らせる ものに使われますように願いたいものです。(記:宇根)

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